■七月
夏休みの季節になりました。郡山市立学校の場合、7月20日から8月25日まで37日間の夏休みです。年間登校日数202日の課業に資する夏休みの過ごし方に期待しましょう。
公立学校の完全週5日制は2002年に始まりましたが、我々大人の労働時間も年々減少傾向にあります。国家公務員や市職員の完全週休2日制は1992年にスタートしましたが、今年度の勤務日数は243日、時間にして1883時間15分です。また、「国民の祝日に関する法律」制定時(1948年)に年9日だった祝日は、現在では16日まで増えました。最近の働き方改革の下では、時間外勤務の平均時間が減少するとともに、年次有給休暇取得率は上昇傾向にあります。詳しくは、本紙QRコードからの資料をご覧ください。
労働時間減少に加え、少子化により国や自治体の職員も減少せざるを得ず、我々は益々タイパ、コスパ良き公務を遂行する必要があります。そのための工夫がDXです。今日まで「5レス」を合言葉に市役所のDXを進めてまいりました(具体的な成果は資料をご覧ください)が、将来は小中学校時代にDX学習を習熟した若手職員が、更に進化したDX市役所の事務を遂行してくれることでしょう。市民の皆様もエイジレスでデジタル機器を使いこなし、将来世代の負担軽減に寄与していただきますようお願いいたします。
ところで深刻さを増す少子化ですが、1924年の市制施行後100年間の出生数を調べてみると、ピークはちょうど50年前の1974年でした。国、県との比較も掲載したグラフは資料をご覧いただくとして、ぜひ夏休みの学習テーマとしていただければ幸いです。
郡山市長 品川 萬里
<この記事についてアンケートにご協力ください。>