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〔特集1〕つながるひろがる公民館 ~公民館から生まれる地域コミュニティ(2)

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福島県郡山市

■地域を”結ぶ”公民館 そこは地域コミュニティの拠点!
○なぜ公民館は各地域にあるの?
子どもの行事や企業研修、サークル活動などで多くの方に利用されている公民館。そもそも、地域ごとに公民館があるのはどうしてでしょう?それは、公民館の大きな役割が、地域住民同士の交流を図り、人づくり・地域づくりに貢献することにあるからです。
地域の治安、自主防災、環境整備、伝統行事の継続には、住民同士が集まったり学んだりする場が必要です。公民館はその場を提供するだけではなく、地域イベント情報を発信したり、団体や関係機関との連携を図ったりすることもあります。地域に住む人々が安心して暮らせるよう、公民館はコミュニティを形成する拠点として存在しているのです。


公民館は身近な生涯学習の場であり、世代を超えた地域づくりの中心地としての役割があります。

◆地域コーディネーターから見る、公民館の存在
○瀧田 勉さん
ハーブとスローライフの研究家。ハーブを使った料理教室や講座などを行う。
また、小原田地区の地域コーディネーターとしても活動。

○公民館を拠点にした地域交流で、笑顔の輪を広げていきたい
私はハーブ教室や公民館主催講座の講師として、市内全ての公民館に関わってきました。また、小原田地区を中心に、地域コーディネーター(※)としても活動をしていますが、やはり地域のつながりをつくるためには公民館の存在は欠かせません。
地域コーディネーターとして活動を始めたきっかけは東日本大震災。当時はPTA役員でもあったので、子どもたちのために地域で何かできないかと、小原田地域公民館を拠点にして地域の情報収集・発信を行い、スポーツや課外活動に長けた地域企業・団体と学校が交流できる場をつくりました。今も同様に、地域内外の人材と地域の組織をつなぐ活動などをしています。
公民館は、単なる建物ではなく、人づくり、仲間づくり、地域づくり、居場所づくりの「場」だと思います。小原田地域公民館では学校の長期休みに、大学生が先生となって子どもたちに勉強を教える寺子屋教室を開講しています。大学生たちも地域に携わるきっかけをつくれますし、世代間の交流も生まれます。さらに、毎日通う子どもの様子がいつもとちょっと違うと感じたら、「どうしたの?」と周りが声を掛けるなど、見守る環境がそこにはあります。
皆さんの笑顔の輪が広がるように、一つの地域から周辺、さらには市内全体へ、地域をつなげるサポートをしていきたいですね。
※地域コーディネーターとは、学校が必要とする支援に合った地域の人材を探し、学校に派遣するなど、学校と地域のかけ橋となる役割を担う人のこと。

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