『睡眠中の赤ちゃんの命を守りましょう』
睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因の一つに、乳幼児突然死症候群(SシズIDS)という病気があります。
SIDSは、予兆や既往歴もないまま突然、乳幼児が死に至る病気で、原因は解明されていません。
令和3年には全国で81人の乳幼児が亡くなっており、乳児期の死亡原因の第3位となっています(出典「国民衛生の動向2023/2024」)。
◆SIDSの発症率を低くする3つのポイント
次のことに気を付けることで、発症率が低くなるとされています。
(1)1歳までは、あおむけで寝かせる
赤ちゃんをあおむけで寝かせることは睡眠中の窒息事故の予防にもつながります。
(2)なるべく母乳で育てる
母乳で育てると発症率が低いことが分かっています。
(3)たばこをやめる
喫煙は、発症の大きな危険因子です。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、受動喫煙も影響するため、妊婦や赤ちゃんの近くで喫煙はやめましょう。
◆赤ちゃんをSIDSから守るために
SIDSは、冬期に発症する傾向が高いことから、厚生労働省では毎年11月を「乳幼児突然死症候群対策強化月間」とし、発症の予防に対する普及啓発を行っています。
赤ちゃんをSIDSから守るためには、周囲の人の理解と支援が必要です。赤ちゃんの命をみんなで守りましょう。
→健康づくり課
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