人生100年と言われる時代に、楽しく生き生きと暮らしていくための地域づくりとして、地域の皆さんが主体となって介護予防などを行う場所「通いの場」が全国的に広がり、注目されています。今月号では「通いの場」の取り組みや、参加者の声を紹介します。
◆「通いの場」とは?
地域の皆さんが気軽に集まり、高齢者の介護予防やフレイル予防、生きがいづくり、仲間づくりといった様々な活動を行う場所であり、その機会のことです。
市内の多くの通いの場では、地区の集会所など歩いて行ける身近な場所を活用し、介護予防のために市が独自に作成した「ウルトラ長寿体操」を行っています。また、定期的に皆さんで集まることにより、地域での見守りにも役立っています。
◆「ウルトラ長寿体操」とは?
有酸素運動、筋力アップ体操、認知症予防体操、口腔体操などで構成されている体操です。
DVDを見ながら楽しく取り組むことができ、各自の体力に合わせて無理なく行えます。
なお、tetteでは、毎週水曜日の午前10時から体操を開催していますので、お気軽にご参加ください。
◆活動を始めたいときは?
「通いの場を自分の住んでいる地域で立ち上げたい」「ウルトラ長寿体操の体験会をしてみたい」と思う人は、お住まいの地区の地域包括支援センターにご相談ください。
◆参加者の方に聞きました!
▽南上町いきいきクラブ 阿部フミさん
会を立ち上げたきっかけは、誰もが気軽に集まれる場はないかと考えていたところに、市からウルトラ長寿体操の案内が届き、体験会を開いたことです。
今では、DVDの操作や血圧測定など、みんなで役割分担をしながら活動しています。参加者同士のいろいろな会話を楽しみにしている人も多いです。
▽南上町いきいきクラブ 渡辺よをさん
令和元年の立ち上げ時からほぼ休まずに参加しています。96歳になりますが、体操を継続しているからか、歩くことに対する不安はあまりなく、3日に1度、近くの公園まで散歩しています。また、風邪を引くこともほとんどありません。
皆さんと顔を合わせ、お話をする時間が待ち遠しいです。
→長寿福祉課
【電話】94-2162
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