歴史民俗資料館春季企画展『碑』と中山義秀

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1938年「厚物咲(あつものざき)」で芥川賞を受賞し、翌年に発表した「碑(いしぶみ)」で文壇での確固たる地位を築いた岩瀬郡大屋村(現白河市大信)出身で、旧長沼町ゆかりの作家・中山義秀(ぎしゅう)の企画展を開催しています。

◆「碑」と長沼町
中山家は長沼町が先祖累代の地であり、代々、陣屋(※)務めをしていた家柄でした。
代表作「碑」は幕末の長沼町を舞台に、義秀の祖父・又十郎ら陣屋侍の中山家三兄弟の生涯と、実際に起きた兄弟間の仇討ち事件をモデルに描かれた作品で、後に映画化もされています。
義秀本人も作品の舞台となった長沼町を訪れ講演会を行い、随筆「欠け皿」などにその様子を記しています。
今回の企画展は「碑」を中心に、義秀の足跡を追いながら、長沼町と義秀の縁をひも解く展示を行います。
期間：6月16日(金)まで
開館時間：午前9時～午後5時
休館日：土・日曜日、祝日
主な展示資料：
・書籍「碑」
・長沼城址「碑」文学碑拓本
・「酒場」直筆原稿
・映画「碑」ポスター・チラシ
・長沼町内で撮影された写真など

※陣屋
江戸幕府の幕藩体制における大名領の藩庁が置かれた屋敷など

◆会期中の催し
▽義秀館バスツアー
歴史民俗資料館と中山義秀記念文学館(白河市大信)を見学するツアー
日時：6月3日(土)午前9時～午後1時
対象：高校生以上
定員：20人
申し込み：5月1日(月)から26日(金)までに、電話でお申し込みください(先着順)。
参加費：500円

→歴史民俗資料館
【電話】67-2030