「認知症になったら、自分の家で暮らしていけるだろうか?」と考えたことはありませんか。本人や家族、地域の皆さんが認知症を正しく理解し、支え合うことで、認知症になっても、住み慣れた環境で自分らしく暮らしていくことができます。
◆高齢者の6人に1人が認知症
「日本における認知症高齢者人口の将来推計に関する研究」によると、令和2年の65歳以上の高齢者のうち認知症有病率は16・7%で、約6人に1人が認知症であると推計されており、令和7年には認知症有病率が約20%まで増加すると推計されています。
市内の65歳以上の高齢者は、4月1日現在で2万2051人であり、認知症有病者が6人に1人と推計すると、市内の認知症高齢者は3675人となります。
◆早期発見が大切
「認知症かな?」と気付くための症状に「物忘れ」があります。しかし、物忘れをするからといって、認知症であるとは限りません。表1のように、認知症による場合と加齢による場合があります。
認知症になっても自分らしく暮らしていくためには、早期の発見や対応がとても重要です。認知症を早期に発見することで、本人や家族が認知症への理解を深め、今後の介護や生活の方針をゆっくりと話し合い、決めることができます。
また、認知症は治療により症状の改善が期待できる場合もあります。
◆認知症の疑問や悩みご相談ください
▽認知症地域支援推進員
認知症の人とその家族の相談支援や、必要な医療・介護などのサービスが受けられるように関係機関と連携を図っています。また、認知症サポーター養成講座や出前講座、認知症の正しい知識を普及する活動を行っています。
認知症のことでお悩みの人や相談したい人は、表2の地域包括支援センターにご相談ください。
▽相談窓口「つむぎの広場」
認知症に特化した相談窓口です。日頃から認知症の人を介護するスタッフが、専門的な知識を生かして様々な相談に対応します。
受付日時:火~金曜日(年末年始を除く)午前10時~午後4時
場所:グループホームすずらんあかり内(森宿字横見根66の7)
問い合わせ:【電話】94-7737
→長寿福祉課
【電話】88-8116
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