地域のPRや移住・定住などの支援を行う「地域おこし協力隊」である宇佐美慈(うさみしげる)さんの活動を紹介します。
◆地域おこし協力隊とは
人口減少や高齢化などの課題を抱える地方公共団体が、都市部の人材を新たな担い手として受け入れ、地域力の充実・強化を図る取り組みです。
また、地域ブランドや地場産品の開発・PRなどの地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、地域への定住・定着を図ります。
◆地域おこし協力隊の効果
地域・隊員・地方公共団体のそれぞれにメリットがある取り組みです。このため、全国で活躍の場が広がっています。
▽地域のメリット
地域外の斬新な視点を持つ隊員が良い刺激となって、地域の活性化につながる。
▽隊員のメリット
自分の経験・能力を生かした地域活性化の仕事に就きながら、理想とする暮らしや生きがいを見付けることができる。
▽地方公共団体のメリット
直接行うことが難しい柔軟な地域おこし策を実施できる。
◆地域おこし協力隊・宇佐美さんの活動紹介
宇佐美さんは、都市再生推進法人(株)テダソチマを活動拠点に、空家バンクの運営、移住希望者向けのお試し居住や共用オフィススペースの管理・運営、先輩移住者として移住イベントでの情報発信などを行っています。
これらの業務は「移住人口」や観光などの「交流人口」だけでなく、その地域と関わりが強い「関係人口」の拡大に繋がっています。
▽宇佐美さんの声
任期3年目を迎え、より一層意欲的に取り組めています。
1日から2週間程度、市内の住宅に住み、その地域の気候、文化、慣習などを実際に体験するお試し居住の体験者からは「自然豊かで須賀川のすばらしさを体験できた」「首都圏へのアクセスも良く住みやすい」などの声が寄せられ、本市への移住につながったケースもあり、とてもやりがいを感じています。
また、空き家のリノベーションや地域のイベントを通して、様々な地域や業種の人と交流ができることは貴重な経験となっています。
仕事以外では西川中央公園でジョギングをしたり、夫婦で市内のカフェを巡ったり、これからも須賀川の魅力を身近なところから探していきたいです。
→企画政策課
【電話】88-9131
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