東京都品川区
私のふるさとは、東京都品川区の武蔵小山(むさしこやま)という街です。約100年前まではタケノコが特産の農村地帯でしたが、鉄道が通ってからは、都心に近い住宅街として発展してきた歴史があります。最近は駅前の再開発でタワーマンションが建設され、街の印象がガラリと変わりました。
武蔵小山といえば商店街が有名です。昭和31年にオープンした日本初の大型アーケード街「パルム」は、現在約800mの区間に約250店舗が軒を連ねています。お小遣いを握り締めて、友人や家族への贈り物を買いに行ったのも良い思い出です。
また、意外と緑が身近なのも特色の一つです。「都立林試の森公園」は、かつて国の林業試験場だった場所で、100年以上の歴史があります。そのため幹回り3mを超えるケヤキ、クスノキ、ポプラといった巨木をはじめ、珍しい樹木が数多く生育しています。クスノキに登ったり、犬の散歩中にヘビに出会ったり、ユーカリの実を拾ったりと、何度行っても新しい発見があります。
4年前から須賀川に住み始めましたが、昨年初めてお祭りや花火を家族と楽しむことができ、街の熱気に感動しました。今後は、須賀川で生まれた子どもの成長と、駅西口・東西自由連絡通路の完成が楽しみです。
岩瀬森
南條結季(ゆき)さん
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