水道・下水道事業では、水道料金や下水道使用料などを基に、水道水の安定供給と適正な汚水処理を行っています。今月号では、各事業ごとの令和6年度予算をお知らせします。
◆令和6年度水道事業会計予算
水道事業会計の予算は、施設の維持管理など、事業を経営するための「収益的収支(※1)」と施設を整備するための「資本的収支(※2)」で編成しています。
収益的収支と資本的収支の予算額は表1のとおりです。資本的支出には、西川浄水場の改築や古くなった水道管の取り替え、企業債の償還金などの経費が含まれています。
収益的収支は、本年度の事業計画(表2)を基に編成しており、収支差額は950万円の不足となっていますが、未処分利益剰余金(※3)により補てんする予定です。
資本的収支の不足額8億3208万円は、減価償却費(※4)などから生じる損益勘定留保資金(※5)などで補てんする予定です。
※1 収益的収支
施設の運転・管理・修繕など、事業を経営するための経費とその財源
※2 資本的収支
施設を建設・整備するための経費とその財源
※3 未処分利益剰余金
使途、目的などが特定されていない利益剰余金
※4 減価償却費
施設などの資産価値の目減り分を毎年の費用として計上したもの
※5 損益勘定留保資金
減価償却費など実際の現金支出を伴わない自己財源
◆令和6年度下水道事業会計予算
下水道事業会計の予算も「収益的収支」と「資本的収支」で編成しており、収益的収支と資本的収支の予算額は表3のとおりです。資本的支出には、内水排水処理施設の整備や下水道管の布設、企業債の償還金などの経費が含まれています。
収益的収支は、本年度の事業計画(表4)を基に編成しており、収支差額は7104万円の不足となっていますが、水道事業と同様に未処分利益剰余金により補てんする予定です。
資本的収支の不足額4億3665万円は、減価償却費などから生じる損益勘定留保資金などで補てんする予定です。
今後も水道・下水道事業の経営健全化や計画性・透明性の確保に努めていきます。
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