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自治体の皆さまへ

広報すかがわ創刊1000号 これからも皆さんとともに

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福島県須賀川市

「広報すかがわ」は、今月号で創刊1000号を迎えました。今月号では、これまでの「広報すかがわ」の歩みや、広報紙を通して市民の皆さんに伝えたい思い、作成の裏側を紹介します。

○市民の皆さんが主役
「広報すかがわ」は、昭和28年8月に「須賀川広報」として発行され、昭和40年4月から現在の「広報すかがわ」に改称。市民の皆さんとともに歩み続けて70年が経ち、本号で創刊1000号を迎えました。
作成のこだわりは「市民の皆さんが主役」という点です。広報すかがわは、市民の皆さんと市が互いの思いや活動を伝え合う場であり、ともにまちづくりを進める上で、重要な役割を担っています。そのため、市民の皆さんにたくさん登場していただき、親しみやすい、読んで分かりやすい広報紙になるよう意識しています。
例えば、市内で活動するサークルを紹介する「サークルとわたし」、移住者が出身地や思い出を語る「私のふるさと」など、多くの市民の皆さんが登場しています。

○伝わる広報を目指して
高齢者にも分かりやすく、若い世代にも興味・関心を持ってもらえるよう、写真やグラフ、デザインなどを工夫しながら、分かりやすく伝わる広報を目指し続けていきます。
これからも皆さんの笑顔や地域の話題をお届けしますので、今後ともよろしくお願いします。

◆読むだけでなく聴く広報紙
皆さんのお手元に届く「広報すかがわ」には、お伝えしたい情報がたくさんあります。しかし、冊子のままでは大切な情報を知ることができない人もいます。そのため、市内のボランティアグループと社会福祉協議会が連携して、目の不自由な人向けに音訳した「声の広報」をお届けしています。「声の広報」の作成活動をしているボランティア団体「音訳サークルかわせみ」の皆さんにインタビューしました。

▽声で広報紙を届けたい
読む広報紙だけでなく、聴く広報紙を届けたいという思いから、2011年に広報すかがわの音訳ボランティアを開始しました。
広報すかがわを音訳するときは、担当者ごとにページを決めて読み上げ、原本と録音したものを一字一句確かめながら校正・編集作業を行います。そして、デジタル音源になるまで約一週間掛かります。
完成後は、社会福祉協議会がCDやカセットテープなど、利用者の希望する媒体で届けています。音訳された広報紙は、ウルトラFMや社会福祉協議会ホームページでも聴くこともできます。
また、広報紙だけでなく、社会福祉協議会発行の「社協だより」や「選挙広報」なども音訳しています。

▽“みんな”に広報が伝わるように
『音訳する上での工夫』
地名や人名、専門用語などの読み方を調べ、正確に伝えることが重要です。また、文字だけでなく、表やグラフ、写真やイラストなども文章化し、音訳しています。
何を伝えたいのかポイントをつかみ、聴く人がイメージしやすいように、会員同士で意見を出し合いながら、利用者目線で考えて読み上げています。
「音訳」は「朗読」と異なり「感情を込めずに正しく伝える」ことを意識しています。
定期的な勉強会や、利用者との意見交換を行い、ニーズを把握し、改善を加えながら「教える」のではなく「伝える」思いを忘れずに、より良いものを目指し続けています。

『音訳ボランティアのやりがい』
以前は広報紙の一部のみを音訳していましたが、全ページを音訳したときに、利用者から「これで私も須賀川市民になれました」と声を掛けていただいたことがあり、とてもやりがいと責任を感じました。
これからもこの活動が、目の不自由な人の社会参加の機会につながればと思います。

▽デジタル版で広報紙を発信中!
広報すかがわは、冊子や市ホームページだけでなく、電子書籍でも読むことができます。

『マチイロ』
スマートフォンなどで、須賀川市をはじめ、マチイロに登録している自治体の広報紙をスマートフォンなどで読むことができます。

『カタログポケット』
スマートフォンなどで、ページをめくるように閲覧ができ、日本語だけでなく外国語での音声読み上げなどの機能が付いています。

◆ようこそ!広報の裏側 広報すかがわ7つの手順
1.特集企画・情報収集
どんな話題を特集で紹介するかを企画します。担当課と連携し、広報紙に、市民の皆さんへお知らせしたい情報を収集します。

2.いざ取材へ!
カメラを片手に取材に行きます。取材内容は、特集の企画や市内のイベントなど様々。担当者を見掛けたら、ぜひ、ご協力ください。

3.編集作業
取材した内容や写真を使って記事を作ります。

4.校正
秘書広報課内や担当課で、記事の内容に問題が無いか確認します。

5.デザインを相談
特集記事のデザインや修正箇所を印刷会社と打ち合わせし、全体的なレイアウト修正を依頼します。

6.読み合わせ・最終校正
印刷会社から、入稿したデータの試し刷りが送られてきます。色味や内容に間違いが無いか最終確認をします。

7.印刷・配布
印刷会社で印刷・製本されます。その後、各嘱託員さんや各コミュニティセンターに配達され、毎月1日以降に皆さんの手元に届きます。

→秘書広報課
【電話】88-9112

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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