高齢者がいつまでも安心して暮らせるよう、家族や地域全体で、誰もが暮らしやすい社会を目指しましょう。
◆高齢者の虐待防止と認知症への理解
高齢者虐待は、人としての尊厳を傷つける行為です。慣れない介護から心身ともに疲れ、負担が増して起こるだけでなく、介護の仕方や認知症への対応が、自覚のないまま虐待につながる場合があります(下の表のとおり)。介護する人や周囲の人が認知症を正しく理解することで、適切な介護や虐待防止につながります。
◆成年後見制度
成年後見制度は、認知症や障がいなどにより、判断能力が十分でない人の財産や権利を守る制度で「任意後見制度」と「法定後見制度」の2種類があります。
▽任意後見制度
判断能力が十分にあり、将来に備える人が対象です。利用するには、公証役場で公正証書による契約が必要です。
▽法定後見制度
判断能力が十分でない人が対象です。利用するには、本人の住所地を管轄する家庭裁判所に申立て手続きが必要です。
◆地域での支援
誰もが尊厳ある自分らしい生活を送れるよう、周囲の人の声掛けや日々の変化への気付きなどで、介護する人や高齢者の孤立を防ぎ、地域全体で支援していきましょう。
◆お気軽に相談ください
お住まいの地区の地域包括支援センター(12ページ)や長寿福祉課、市成年後見支援センター(市民福祉部内)では、成年後見制度などの権利擁護に関する相談を受け付けています。
→長寿福祉課
【電話】88-8116
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