みんなのひろば～私のふるさと

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宮城県大河原町

私のふるさと宮城県柴田郡大河原(おおがわら)町は、県南部に位置する人口約23,000人の町です。江戸時代は奥州街道の宿場町として栄えましたが、明治時代以降は国や県の出先機関が置かれ、官庁の町として発展し、合同庁舎などの行政機関が多く集まっています。
蔵王連峰(ざおうれんぽう)を背景に町の中心を流れる白石川(しろいしがわ)沿いには、樹齢100年以上の1,200本の桜並木が約8km続きます。これは「白石川堤(つつみ)一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)」と呼ばれ、町民が品種の普及や保護に努めています。「日本さくら名所100選」にも選ばれ、残雪の蔵王を望み、川沿いに咲く千本桜の見事さは、町の象徴で町民の誇りです。桜まつりには、約22万人以上の観光客が訪れにぎわいます。桜の開花時期には、東北本線大河原～船岡間の列車は徐行運転をし、車窓から桜を鑑賞できるようにしています。私にとってもこの桜並木は、祖母の手作り団子を食べた花見、花火大会、そり遊びなど、楽しい思い出がいっぱいの場所です。
資格を取るため須賀川に来て以来、出会った多くの方々に感謝しつつ、楽しい日々を過ごしています。
今は毎年、ふるさとの大河原の桜を思いながら、須賀川の桜名所を訪ねて楽しんでいます。

朝日田　荒井裕子(ゆうこ)さん