■大暴れの今夏!
灼熱の夏から急激に寒いくらいの朝夕の秋に変わりましたが、今年の夏は世界的に大暴れの夏になりました。
地球上のあちこちで、観測史上類を見ない大雨や高温により、大水害や広範囲な山火事が発生し、大勢の犠牲者や家屋・財産等の喪失、無数の公共基盤の損壊、さらにはさまざまな農作物被害等に見舞われました。
本県でも、未曾有の水害により1名の方がお亡くなりになり、また多くの家屋が被災しました。
問題なのは、これは時々生ずる異常気象というよりも、地球温暖化による地球規模の気候変動期に入り、今年のような気象状況が普通になるであろうということです。
ということは、これまでの経験則による防災対策は通用しません。もちろん全ての対策を河川改修などによるハード整備で対応することは物理的に不可能ですが、より抜本的なハード整備と、命と財産を守るための情報伝達や避難方法などのソフト対策の両方の充実が求められます。
要は、国や自治体、そして企業・団体、さらに個々人において、今年の大暴れの夏の教訓を忘れず、これからの防災対策を自分事として考え、取り得る最善の策を講ずることにあるのではないでしょうか!
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