新型コロナウイルス感染症にかかった後、一部の方に倦怠(けんたい)感や息切れ・息苦しさなどの症状(いわゆる後遺症)が一定程度続くことが分かっています。
症状が見られる場合は、かかりつけ医など、まずは身近な医療機関に受診・相談してください。
また、家庭や職場などで、周りの方に後遺症を疑われる症状が見られる場合は、決して無理をさせず、医療機関への受診・相談をおすすめください。
■感染前にはなかった、こんな症状はありませんか?
▼後遺症の代表的な症状
○呼吸器症状
・息切れ
・息苦しさ
・咳 など
○味覚・嗅覚症状
・味覚障害
・嗅覚障害
・口・喉の違和感 など
○循環器症状
・胸痛
・動悸
・倦怠感 など
○皮膚症状
・脱毛
・皮膚のかゆみ など
○神経・精神症状
・記憶障害
・不安障害
・気分障害
・集中力不足
・睡眠障害 など
▼後遺症が疑われる場合の受診・相談の流れ
○岡部(おかべ)信彦(のぶひこ)氏
新型コロナウイルスに感染後に、いろいろな症状が長引き悩む方がおられます。回復することが多いのですが、治りにくいあるいは他の病気が潜んでいたりすることもあります。一人で悩まずにかかりつけ医や身近な医療機関にご相談ください。
(『新型コロナウイルス感染症診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント』編集委員/秋田県新型コロナウイルス感染症罹患後症状に係る医療機関向け研修会講師)
■新型コロナウイルス感染症の基本的な感染対策
高齢者や基礎疾患のある方など重症化しやすい方への感染を防ぐため、引き続き場面に応じた感染対策へのご協力をお願いします。
・場面に応じたマスクの着用
・定期的な換気
・手洗い・手指消毒
問い合わせ:県感染症特別対策室
【電話】018-860-1433
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