〔知事コラム〕さたけびじょん

8／10

■甲辰・新しい年への想い

年が改まり、皆さま方それぞれ新しい年への抱負を抱いていることと思います。
昨年は、国際情勢の混迷とわが国の経済環境の影響によりさまざまな物価が高騰し、生活に大きな影響が及ぶ中で、本県では未曾有の大水害、記録的な酷暑、災害とも捉えられるレベルの熊の出没による多くの被害も加わり、気が安らぐことがなかったのではないでしょうか。
そのような中で、例年にも増して今年は穏やかな年になり、先行きに希望の光が見える年になってほしいという願いが一層強いものと思われます。
さて、今年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」です。
干支とは本来、「十干(じっかん)」と「十二支」を組み合わせたもので、十干とは「甲、乙、丙、丁…」というように1から10までの順番を表すものです。
ということで、甲は1番を意味し、また辰は十二支の中で唯一、天にも昇ることができる縁起の良い生き物として、いにしえの人々が大きな願望を込めて創り上げた架空のものです。
今年は干支にあやかり、世界に平和が訪れ、日本もわが秋田も平穏で明るい年になることを願うばかりです。