■備えよ常に
今年のお正月は全県的に雪が少なく、穏やかな中で元日を迎えましたが、夕刻になり突然にお屠蘇(とそ)気分を吹き飛ばすような大地震が能登半島で発生しました。
幸い本県で被害はなかったものの、夜に入り輪島市中心部の大火災、大津波の襲来など、現地の状況が分かるにつれ、被害の甚大さが伝わってきました。
さらに翌日には、羽田空港で救難活動中の海上保安庁の航空機と民間機の衝突炎上事故が発生しました。亡くなられた方のご冥福と被災された方々が一日も早く日常の暮らしに戻ることを祈るばかりです。
本県からも各種の救援チームを派遣していますが、地形が大きく変わり、復旧・復興は困難を極めるようです。
東日本大震災、今回の能登半島地震、昨年夏の秋田市を中心とした大水害、国内でも国外でもさまざまな大災害が毎年のように発生しています。
自然のなせる業に人間社会が完全に勝つことは永遠に不可能で、いつ何時大災害に見舞われてもおかしくありません。
何よりも人命優先、被害を最小限に抑えるために、まさに「備えよ常に」の心構えで、いざという時に備え準備を怠らないことが大切ではないでしょうか。
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