〔知事コラム〕佐竹びじょん

10／13

■若人こそ夢や希望の源泉
春は若人にとって、新入学、進学、卒業、就職という人生の節目のシーズンであり、各々夢や希望を抱きながら人生の階段を一段上ったことと思います。
21世紀に入り四半世紀になりますが、20世紀はそれまでの長い間のさまざまな技術や社会システムの進化を1世紀の間に一気に加速させた世紀と言われ、21世紀の幕開けには、さらに技術革新や民族間の融和が進み、希望に満ちた豊かな世紀になるだろうと言われました。しかし、地球環境の悪化、国際的な緊張激化、地球規模での人口爆発、国際経済化や情報技術の進化などに伴う貧富の格差拡大、国際的な資源争奪など、夢や希望とは縁遠い状況に入り込んでいます。ですが、いつの時代にも大きな壁を乗り越え時代を前に進めてきた主役は若人でした。
若人こそが、夢と希望の源泉なのです。