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自治体の皆さまへ

〔県政特集1〕2025新春座談会(2)

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秋田県

▼転換期を切り開くビジネスと起業支援の充実
知事:世の中は今、大転換期を迎えています。海外ではスタートアップがあらゆる領域でイノベーションを起こしていますし、日本でもお二人のようにスピード感をもってアイデアを形にしていく人が、これ秋田で見つけた可能性転換期を切り開くビジネスと起業支援の充実からの時代をつくっていくと思います。
寺田:県の起業やスタートアップを支援する施策が、どんどん充実しているのがうれしいです。AKISTA(アキスタ)認定スタートアップ※2に選ばれたことも励みになっています。
菅原:弊社も認定していただきましたが、事業計画のブラッシュアップや資金・人材調達に向けた伴走支援はとてもありがたいです。
知事:では、お二人の2025年の目標を教えてください。
菅原:現在12県、40カ所にあるアシスタのサービス拠点をさらに広げていきたいです。またシニア市場に参入したい企業やシニア用の商品開発を行う企業に向けて、ニーズの調査から実証実験までを提案するコンサルティング事業も強化していきたいです。
寺田:これまでは秋田で作った製品を全国へ届けることに注力してきました。これからはシェアリング事業などで培ったビジネスモデルを、県外に売り込むことに力を入れていきたいです。秋田を実証実験の場として、新しいものがどんどん出てくる地域にして、人とお金が秋田に集まる流れを創出できればと思っています。

▼秋田発・次世代の起業家たちへ
知事:私はお二人のような起業家がもっともっと秋田に増えてほしいと思うので、起業やスタートアップを目指す後進たちへメッセージを送ってあげてください。
菅原:私がそうだったように、事業は完璧に準備をしてから始めるのが正しいとは限りません。勉強や知識のアップデートはもちろん必要ですが、自分自身が最も学びを得られ、成長できるのは、実際に行動して試行錯誤する過程です。失敗も経験として積み重ねていけば成長の糧になります。自分で形にしたいもの、ビジネスのアイデアをもっているのであれば、できるだけ早くチャレンジしてください。
寺田:秋田だからできないことより、秋田だからできることがたくさんあります。応援してくれる人もたくさんいますし、県の支援施策も充実しています。私は何もない、何もできないところから事業を始めましたが、周りの助けを借りながらここまで来ました。アクセス面でも東京まで1時間、秋田という場所が事業の足を引っ張ることはありません。私は秋田で1番になれたら、全国でも1番になれると思っています。自分のアイデアと可能性を信じて、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。
知事:変化が急速に進む昨今の情勢では、すべてを完璧に見通せていなくても「まずやってみる」という姿勢が大切です。県の起業、スタートアップ支援事業も、まず行動を起こす人を応援します。現代の社会には多様なニーズが埋もれています。起業を志す人にとってはチャンスが大きい時代とも言えます。2025年は寺田さん、菅原さんに続く起業家が秋田から次々と現れ、自身の成功をつかむとともに、これからの秋田をますます明るくしてくれることを心から願います。

※2 AKISTA認定スタートアップ
今後の成長が期待でき、県内スタートアップのロールモデルになる企業を、県が認定。認定企業は県などが運営するスタートアップ支援組織「AKISTAプラットフォーム」から、成長目標達成に向けた支援を集中的に受けることができる。

AKISTAに関するご質問は県商業貿易課(【電話】018-860-2244)へ

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