若者の元気は町の元気!部活動などをがんばる高校生や大学生を紹介します!
佐々木 奈菜子(ななこ)さん(16歳・高崎)
県立秋田高等学校2年、剣道部所属。常に前へ攻め続ける気迫のあるプレースタイルを磨き上げ、11月に行われる新人戦でベスト8以上を目指します。
■先輩の背中を追いかけ勝利に向けて日々研鑽を積む
兄の野球の練習を見学していた際、グラウンドの近くに道場があり、剣道に興味を持ったという奈菜子さん。父親から「剣道に向いている」とアドバイスをもらい、秋田高校進学後に剣道部へ入部しました。
試合中における自身のプレーの強みを、「常に前へ前へと攻めを繋ぐことができるところ」と語る奈菜子さん。チーム内では責任感を持ち、誰よりも大きな声を出して練習に臨んでいます。ムードメーカーとして、いつも周りを鼓舞することを忘れません。自分から積極的に声掛けを行ってきたことで、チームが次第にまとまってきたのを実感してきたと言います。
そんな奈菜子さんが印象に残っている大会として挙げたのが、入部後最初の大会となった、第68回東北高等学校剣道選手権大会。男女ともに団体戦での出場を果たした本大会では、入部して間もない奈菜子さんも団体メンバーに選ばれました。結果、男子は3位の成績を収めたものの、女子は惜しくも予選敗退となりました。しかし、その時の先輩たちの戦いぶりを見て、「自分も将来、このように戦える選手になりたい」と感じ、一生懸命練習に励むきっかけになったと語ります。
そして、今年5月には、中央支部総体で個人戦に出場しました。結果は、2回戦敗退となってしまいましたが、自身の課題を「前に攻めることが得意である一方、守りへの意識がまだ身についていないところ」と冷静に分析。今後は、試合経験をたくさん積み、一本を積極的に取りにいきつつも相手に取らせない、そんな“隙のないプレースタイル”を確立したいと語ります。
現在は、11月に行われる新人戦へ向けて猛練習の日々。個人戦で出場予定の奈菜子さんは、「新人戦では、他の大会でシード権を得られる『ベスト8以上』を目指して頑張りたい。今よりももっと強くなって、他の選手から研究されるほどの選手になりたい」と話していました。
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