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輝け!五城目びと12

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秋田県五城目町

■民謡「秋田追分」の伝承と普及に励む
五城目民謡森鈴(しんれい)会
大正から昭和にかけて民謡の世界で活躍し、「秋田追分」の生みの親として有名な本町出身の歌手である鳥井森鈴(しんれい)。彼の足跡を後世に残したいという思いから、平成2年、五城目民謡森鈴会が発足しました。33年間に渡る活動の歴史の中で、高齢化による会員不足に苦しんだ時期もあったそうですが、同じく町内で活動していた「民謡愛好会」と統合する形で、現在まで活動を維持してきました。
現在は6人の会員が、朝市ふれあい館で月2回の練習を欠かさず行っています。様々な大会へも積極的に参加し、好成績を収めているそうです。また普及活動として、子どもたちへの指導も行っています。伊藤敏美さん(落合)は長年、五城目小学校の「民謡クラブ」で講師を務め、秋田追分の魅力や楽しさを伝えてきました。
県内に伝わる民謡の中で、最も難易度が高いといわれている秋田追分。鳥井森鈴が完成させたこの芸能の正しい伝承と普及を目的として、町では、毎年「秋田追分全国大会」が開催されています。大会には町内外問わず多くの方が参加し、それぞれが磨きのかかった歌いぶりを披露します。全国大会は、今年で34回目を迎えますが、昨年はコロナ禍の影響で無観客での開催となりました。伊藤さんは、「今年は、皆で力を合わせて、素晴らしい大会になるよう願っています」と話していました。

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