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自治体の皆さまへ

集落支援員じゅっちゃんのALOHA(アロハ)!五城目町。

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秋田県五城目町

五城目町のみなさま、Alo-ha! 太陽に燦燦(さんさん)と照らされたみどり色の苗が風にたなびく季節、いかがお過ごしでしょうか。
今月は、先日開催したイベントについて報告させてください。育休明け最初のイベントとして、「ゴジョウメの《孫抱き》」と称し、町のみなさんに首の座り始めたわが子を順番に抱っこしていただき、多世代で《まちで子どもを育てること》について対話する場を設けました。
《孫抱き》とは、明治~大正時代にかけて東北の一部で行なわれていた風習。現代の家庭の多くは、子を守るのは親しかいないと感じやすい環境にあります。愛おしいからこそ、命の責任を背負い、苦しさを感じている人もいます。
ただ、《まちで育む》と言っても、「泣き声が迷惑じゃないかな」、「安全に触ってくれるかな」と思ったり、世代による子育て論の違いを懸念したりと、人に頼るのも簡単ではないのが正直なところではないでしょうか。
しかし、まずはご縁ある地域の方が集まり、安心な環境で子どもを抱っこしていただくことで、「親がみなければ」という枠組みがゆるみ、肩の力が抜けるような感覚がありました。
わが子は大泣きしていましたが(笑)、「そういうものよ~」とおおらかに見守られ、みんなで大笑いしながらあやしたり、子育ての先輩の経験談を聴いたりすることで、いつのまにか子育ての責任が分散されているような、不思議な感覚が生まれていました。
五城目のアートギャラリー「ものかたり」小熊美奈子さんオリジナル作成の「100ノート」(孫抱き御朱印帖)に、お一人おひとりから愛のこもったメッセージを書いていただいたので、子どもが大きくなってからも、《まち》のみなさんから愛されていることを感じていてくれたら嬉しいなぁと思っています。

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