■52回目となる番楽競演会を開催
5月18日、五城目神明社神楽殿で番楽競演会を開催しました。
番楽競演会は、地域に古くから伝わる番楽の保存と継承を目的に、神明社祭典の前夜に開催し、今回で52回目を迎えます。
当日は、山内番楽保存会と子ども番楽教室で練習を重ねる7人、秋田市の黒川番楽保存会の皆さんが出演。「露払」「二人舞」「三番叟」「武士舞」「曽我兄弟」の5種類の舞が勇壮に披露され、それぞれの演目が終了するたびに、観客から大きな拍手が送られました。
■500年以上の歴史を誇る五城目伝統の舞
全国でもあまり例のない特殊な芸能「番楽」。その起源は修験(しゅげん)という山伏集団の宗教的な舞踊「神楽」であったといわれ、悪霊を追い払い、天下泰平、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る意味が込められた舞に武士舞や女舞が加えられ、独自に発展してきました。
五城目に番楽が定着したのは中世から江戸初期にかけての時期といわれ、地域の方々の手により500年以上にわたって受け継がれています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>