齋藤多聞
先日、出張先のホテルで起床したらスマホの画面が真っ暗になっていた。どうやらスマホ自体は動いているものの画面だけが映らない状態らしい。いつもなら再起動をして元通りとなるのだが、何をやってもうまくいかない。数日前に買い換えたばかりで再起動の方法が変わってしまっていたようだ。スマホが使えないとなると、再起動の方法も調べることができず、誰かに連絡を取ることできない。スケジュール管理も全てスマホで行っているため、集合場所やその後の予定も曖昧で非常に困ってしまった。なんとかしないと大変だと数十分格闘してみても、元通りにはならず、不安ばかりが募っていったが、諦めて放置したら、いつの間にか直っていた。冷静になってみると、ホテルフロントに行って再起動の方法を調べて貰えば良かったのだと気が付いたものの、焦っている最中は、そんなことすら頭に出てこないものだ。
スマホを持っていることが前提で日常を過ごしているため、これまで考えることすらなかったが、今の生活はスマホを使い過ぎている状態になっていると気付かされる。実際に使っている時間も長く、頻度も多い。スマホ依存度チェックをしてみても、ほとんどの項目に該当しており、完全に依存しているという結果になった。連絡手段、カメラ、ネット、スケジュール管理、メモ、電子決済、ナビ、読書、音楽、動画等、様々なことがスマホ一台で完結できる。ここまで出来ると自分がスマホを使いこなしているようで、実はスマホに使われてしまっているのでは?という感覚にさえなる。スマホ使いすぎによるデメリットも集中力や記憶力の低下、睡眠不足など様々なことが言われるものの、大なり小なり現代人にとってはデジタルとの付き合いは必要不可欠であるし、年々スマホありきのサービスも増えてきている事は事実。
自分にとっては既にスマホは生活必需品であるものの、仮に使えないとなると何もできない状態になりかねず、あまりに依存し過ぎているのも良くないと分かってしまった。これからは自分自身でしっかりと意識をして適度な利用を心がけなければならない。皆様も依存しすぎにはお気をつけください。
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