若者の主体的な活動を支援するとともに、次代を担う若い世代が活躍できるまちづくりを推進するため、井川町若者チャレンジ応援補助金を創設しました!補助金の概要は下記のとおり。
◆最大10万円を補助
◇補助金の対象者
15~35歳で、井川町をフィールドに事業を実施する者、またはそれらで構成される団体
◇補助金の対象となる事業
・町内の地域課題の解決や魅力の向上に取り組む事業
・公益的、社会貢献的な事業であって、新たな成果を生み出すことを目指す事業
◆本補助金を活用した若者のチャレンジをご紹介
東北芸術工科大学 デザイン工学部 映像学科 進藤修悟さん
9月上旬から中旬にかけて、本補助金を活用し、進藤修悟さん(宇治木)が町内で映画の撮影を行いました。町の美しい景色の撮影や、町民の方々にエキストラとしてご協力いただくなど、町にとっても魅力発信や町民同士のつながりを深める素晴らしい機会となりました。また撮影された映画は、完成後に井川町で上映会の開催も検討しているとのこと。
進藤さんの今後の活躍にも期待しています。
◇中編映画「あたたかい町へ」
[作品コンセプト]
田舎にある「自然との共生」「人同士の絆」「時間の流れの違い」といった要素が、現代社会では忘れがちな『あたたかさ』を生み出すと考えます。その中でも特に田舎は都会の喧騒やストレスが多い環境とは異なり、シンプルで落ち着いた生活を送ることができます。この余計なものを排除した本当に大切なことに集中できる環境が、多くの人の心に余裕を生み出すと考えます。
自分自身の気持ちに蓋をして我慢を重ねている人や普段の日常に生きづらさを感じている人などにとって、田舎の持つ『あたたかさ』の魅力を再認識される作品です。
◆田舎にこそある”あたたかさ”の魅力を映画を通して伝えたい
東北芸術工科大学デザイン工学部 映像学科 進藤修悟さん
◇企画をしたきっかけ
大学入学時からあった「地元に貢献したい」という気持ち。映像を学びたいと思うきっかけにもなった、地元の方々との映像を通じた交流。私の地元には若者が楽しめるような娯楽施設や出掛けて買い物できるようなショッピングモールなどはありません。しかし、心が安らぐ自然環境や、優しく見守りながらも時には支えてくれる町の人々の和が存在しています。これは簡単に人の手で作り出すことはできない、地元を含めた田舎という場所で長い年月をかけて出来上がった都会とは異なる特別な環境だと考えます。
私はこの環境が成り立っている地元井川町に誇りを持っています。だからこそ、その魅力をこれまで学んできた映画という手法を使って伝えたいです。また、この映画を観た人にとって、田舎の持つ魅力が再認識されることを願っています。
◇撮影に協力してくださった町民の方々へ
今回の撮影にご協力いただいた井川町の皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのお力添えのおかげで、私たちが理想としていた映画を無事に撮影することができました。特に、たくさんの方にご参加いただいた盆踊りのシーンでは、井川町の皆さまのあたたかさを改めて感じることができ、大変感謝しております。この井川町の人々のあたたかさや美しい町並みは、まさにこの映画で表現したいと考えていたものそのものであり、私自身が感じていた井川町の魅力は、嘘偽りのない本物であることを再確認しました。
現在は編集作業を進めており、映画の完成に向けて着実に近づいております。完成した作品は、大学での上映に加え、井川町内でも上映会を開催したいと考えています。ぜひその際はご来場いただき、素敵な井川町を舞台にした映画をご覧いただければ幸いです。
◇若者チャレンジ応援補助金を使ってみて
このたび、井川町若者チャレンジ応援補助金をいただくことができ、おかげさまで理想としていた映画を無事に撮影することができました。本補助金を撮影にかかる費用に充てたことで、作品のクオリティを高めることができただけでなく、撮影スタッフの衣食住などにも十分に活用でき、充実した環境で制作を進めることができました。
井川町にはまだ多くの素晴らしいものが存在していると私は感じています。今後、この町のさらなる魅力向上や、新たな価値を創り出すために、より多くの方々が井川町若者チャレンジ応援補助金を活用してくれることを期待しています。
問合せ:総務課企画調整班
【電話】874-4411 有線4561
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