町長日記抄

7／24

新たな町議会議員の11名が決まった。当選を心からお祝いすると共に、これからのご活躍を期待したい。議席数の減少、現職3人の引退でどうなることかと思っていたが、必ず選挙戦としなければならないという方々の強い思いが、16年ぶりの選挙戦に繋がったと思う。選挙前から私のところにも町内外から様々な声が届き、関心の高さが伺えた。選挙期間中は、町内も随分と賑やかで、多くの町民が外に出て、候補者に声をかけてくれていたようだし、それぞれの候補者が何を町の課題と捉えて、どう取り組んでいきたいのか聞く機会があったことだろう。実のところ、私自身は、仕事の都合もあって候補者の誰一人として直接お会いする機会がなく、候補者によっては選挙カーの声も聞くことができなかった。まさかとは思ったが、タイミングが合わなければ、こんなこともあるのだなと驚きもあった。もしかすると町外に職場がある方は、そういう方が多いのかもしれない。
結果としては、新人5人が全員当選。議員構成の半分が新人に替わることになり、これまでとは違った視点で議論が展開されることも増えるはずだ。新人だけに限ったことではないが、まずは、選挙を通じて聞こえた町民の声を我々行政に届けていただきたい。町民の期待が高まる中で、議員活動をスタートするプレッシャーは大きいはずだが、議員の仕事を楽しんで欲しいとも思う。一方で、地方自治の最終の責任者は、住民自身である。住民一人ひとりが当事者として、自らの代表者(投票者)をしっかりと見届けることを忘れてはならない。そのためには、まちづくりや地域課題で、どのような議論がなされているか等の情報発信など、まだまだ工夫していかなければならないことは多くあるが、その点は議会と行政で力を合わせて進めていきたいと思う。
出鼻を挫くようで申し訳ない。新議員の初定例会となる3月議会は、有線放送を更新中のため、議会放送を行うことができない。是非、3月定例会は議場まで傍聴にお越しいただければ幸いである。