■秋田県の「あきたこまち」は令和7年から「あきたこまちR」へ切り替わります!
米の外観や品質、食味は「あきたこまち」と同じです
食品衛生法における米のカドミウム濃度の上限値は0.4ppmですが、海外では、より厳しい基準が設けられており、米産県としては、国内基準の見直しも念頭に、いち早く対応できるようにする必要があります。
秋田県では、全国に先駆けて、カドミウム低吸収品種の「あきたこまちR」に切り替えることで、国内外の消費者の皆様に、より厳しい基準に対応した、これまで以上に安全な米をお届けしてまいります。
◇あきたこまちRとは?
・「あきたこまち(母)」にカドミウム低吸収品種「コシヒカリ環1号(父)」を交配した後、さらに、「あきたこまち」を7回交配してできた品種(交配育種)です。
・米の外観や品質、食味等は「あきたこまち」と同様で、これに加え、重金属のカドミウムをほとんど吸収しないという特性を持っています。
◇あきたこまちRに切替えする理由とは?
・海外では、カドミウムの基準値は日本より厳しく、ヒ素の基準値も設定されています。
カドミウム:日本0.4ppm→香港・シンガポール0.2ppm、EU0.15ppm
無機ヒ素:日本未設定→香港・シンガポール・コーデックス委員会0.35ppm
・米産県として、より厳しい基準に対応し、国内外の消費者の皆様に安全な米をお届けするためには「あきたこまちR」への切替えが必要です。
あきたこまちRは、あきたこまちと米の外観や品質、食味に差がないため、同一の銘柄として取り扱うことができます。この場合は「あきたこまちR」の精米袋の銘柄表示は「あきたこまち」、品種名は「あきたこまちR」となります。
美の国あきたネットで「あきたこまちR」を紹介中!
問合せ:秋田地域「あきたこまちR」地域サポートチーム
・秋田地域振興局農林部農業振興普及課【電話】860-3371
・JAあきた湖東営農経済センター【電話】855-6221
・井川町産業課【電話】874-4418
<この記事についてアンケートにご協力ください。>