議会定例会(1)

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井川町議会3月定例会が3月5日から15日までの日程で開かれました。今定例会で行われた行政報告の要旨および可決された主な案件についてお知らせします。

◆職員の懲戒処分について
今年に入り、職員の懲戒処分を2件実施いたしました。1件目は令和6年1月1日付けで、20代男性職員を職務専念義務違反により減給10分の1、1ヶ月の処分。2件目は令和6年1月16日付けで、20代男性職員を昨年8月の酒気帯び運転により停職6ヶ月の処分といたしました。いずれも職員としてあるまじき行為で、公務員の信用を失墜させる行動であり、処分したものであります。今後このようなことが二度と起こらないよう再発防止に努めるとともに綱紀の粛正を図ってまいります。

◆無料巡回バスの運行について
平成20年より秋田中央トランスポート株式会社に委託し、無料巡回バスを運行してまいりました。本年1月に委託先からバス運転手の確保が難しいため、この4月から現在の2台運行を1台運行に減便させて欲しい旨の申し入れがありました。急な申し入れであり減便時期を年度途中にしてもらうよう協議をいたしましたが、南秋・潟上地区のすべての委託バス台数を減便するものであり、当町としても承諾いたしました。そのため4月から1台での運行となりますが、利用者の要望に対応できるよう代替手段を検討してまいります。

◆告知放送システムの運用について
本年1月より各家庭の端末機器の交換作業を実施しており、新規に申込みをした方を除き、3月中には交換作業が終わり、概ね全町において使用出来ることとなります。すでに設置された世帯においては3月1日から試験放送を開始しておりますが、4月の本放送からは、今まで以上に内容を充実させてまいります。

◆消防広域化について
男鹿地区消防一部事務組合消防本部と湖東地区行政一部事務組合消防本部の統合については、これまで常備消防力適正配置調査結果をもとに事務レベルの「男鹿・湖東消防広域化研究会」を設置して両消防の現状と課題、今後の人員配置や施設整備等の調査・研究を進めてまいりました。今年1月には、副市町村長等による「広域化検討会」を設置し、より具体的な検討を行っております。今後、任意協議会の設立を視野に入れた検討を進めてまいります。

◆ごみ処理広域化について
急速に進む人口減少や財政状況が厳しさを増す中、令和3年9月に策定された「秋田県ごみ処理広域化・集約化計画」では、本町を含む八郎湖周辺清掃事務組合についても、秋田市・潟上市と広域化・集約化を進めることが望ましいとされております。こうした状況を踏まえ、昨年7月に、秋田市・潟上市・八郎湖周辺清掃事務組合構成市町村の職員で構成する「秋田市・潟上市・八郎湖周辺清掃事務組合ブロック広域化研究会」を立ち上げ、これまで各市町村間の情報共有や課題の洗い出しなどに取り組んできたところであります。今後、研究会で洗い出した課題の検討を進め、方針決定に向けた事務調整を行う協議会を関係自治体で発足することとし、そのための覚書を3月中に締結したいと考えております。引き続き、将来にわたり安定的・効率的なごみ処理体制の構築を目指し、関係自治体と鋭意協議を進めてまいります。

◆新型コロナウイルスワクチン接種について
これまで「特例臨時接種」として、全額公費負担でワクチン接種を実施してまいりましたが、令和6年3月末をもって終了となります。令和6年度からは秋冬を接種時期とする「定期接種」として、65歳以上の方と60歳から64歳までの方で重症化リスクの高い方を対象として実施することになります。町としては、秋以降の「定期接種」開始に向けて、医療機関と個別接種に係る委託契約事務を進めるほか、接種費用が全額自己負担となりますので、費用の一部助成などについて検討してまいります。

◆物価高騰対策について
子育て世帯の家計負担の軽減を図るための臨時的な給付措置として、町単独事業で実施しました「子育て世帯物価高騰支援給付金」につきましては、高校生までの子どもを養育する249世帯に対し、1世帯当たり5千円の給付金を支給しております。
灯油価格の高騰が、低所得世帯等の家計を圧迫していることから緊急的に1世帯当たり8千円を給付する灯油購入費緊急助成は、377世帯に支給しております。
また、地域経済の活性化、町民の生活支援として、全町民1人当たり1万円分の地域応援商品券を1月に送付しており、2月末現在の商品券使用率は61.6%となっております。

◆除雪の状況について
今冬は、暖冬の予報でありましたが、12月中旬にまとまった降雪があり、12月は例年以上の除雪の出動がありました。その後は、長期予報どおり穏やかな気候で雪も無く推移しましたが、1月中旬には再度冬型の気圧配置となり除雪車を出動させております。1月16日時点で予算執行額が、約22,000千円となり、今後の除雪に備えるため1月17日付けで20,000千円を追加し、総額50,000千円とする補正予算の専決処分をいたしました。2月末の執行額は約30,000千円となっております。
冬期間に損傷した町道につきましては、引き続き道路パトロールを実施し、補修箇所等を確認し、安全な道路の維持に努めてまいります。