あけましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、良き新春をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、日頃より町政に対する深いご理解と多大なご協力をいただいておりますことに心から感謝と御礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、1月には16年ぶりとなる町議会議員の選挙が行われ、町内外から高い注目を浴びました。結果として新人5人が当選し、議員構成が大きく変わった新たな町議会が誕生しました。町民の方々との意見交換や議論が活発に行われ、地域課題の解決につながることを期待しております。
5月には、コロナ禍で延期となっていた義務教育学校9年生の台湾への修学旅行が実現しました。これは、秋田県内の市町村立中学校では初めての試みであり、4月3日に発生した台湾東部沖地震により不安な面もありましたが、教育長による現地確認を行ったうえで実施され、子ども達からは、たくさんの思い出話を聞くことができました。この海外修学旅行については、異文化を肌で感じ体験することで、広い視野を持つ社会性に富んだ子ども達を育てる貴重な機会と考えており、今後も継続して実施してまいります。
一方で、長引く物価高騰は、町民の生活や企業活動に大きな影響を与えており、大変苦しい状況が続いています。複合的な要因があり、すぐに落ち着くことは難しいのが現状です。国や県と連携しながら、住民生活や事業活動をしっかりと下支えしていくよう取り組んでまいります。
本年は、上井河村と下井河村が合併し、井川村が発足してから70年。井川町にとって節目の1年となります。人口減少や少子高齢化という大きな課題はありますが、さらに町の魅力を高め、ここに住みたい、住み続けたいと感じていただけるまちづくりのため、総合振興計画の基本理念「豊かに咲き誇る笑顔で心が弾むまち」の実現に向け、一歩ずつ着実に取り組んでまいります。
結びに、本年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますことをご祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
井川町長 齋藤多聞
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