Q:なぜ投票所を1か所に集約するのですか?
A:町の有権者数が加速度的に減少していく一方で、高齢化が進行していくことは明白です。
そのため、今と同じ方式で将来も実施するのは人員的にも投票環境的にも難しいと言わざるを得ません。その時になってから対応するのではなく、先を見据えて今のうちから投票環境の向上に取り組むべきと思い、この度投票所の集約を提案しました。さらに、秋田県は他の都道府県と比較して期日前投票所を利用する有権者が多く、先の衆院選でも投票者数2,371人のうち約6割の1,452人が期日前投票所を利用しており、年々増加傾向にあるため、当日投票所の見直しを行いました。
Q:車の免許を返納したので歩いて新しい投票所へ行くには遠すぎます。不便に感じる有権者も多いのではないでしょうか。
A:確かに、ご自宅周辺から投票所がなくなることによって、徒歩で投票所を訪れていた有権者の方にとっては大きな影響を及ぼすことは選挙管理委員会でも理解しています。
そのため、ご自宅から投票所までの送迎(要予約)を行うことによって、誰でも新しい投票所へ行けるようなシステムを構築します。多くの有権者にとって「投票所が集約されても今までどおり投票できた」と思っていただけるよう努力します。
Q:投票所をいきなり1か所に減らすのではなく、まず3か所程度にして様子を見つつ、段階的に1か所にするという考えはありませんでしたか?
A:先の衆院選においては第1・2投票所の投票者数がいずれも100人を下回っており、段差がなく土足で入場できる期日前投票所を利用される方が多い印象でした。また、今までの投票所は会場が手狭だったことから、複数の投票用紙を記載する選挙では投票用紙の入れ間違いが発生しやすい環境となっていました。このことから、有権者にとっても選挙管理委員会にとっても当日投票環境の向上は大きな課題となっています。現在投票所として使用している施設はすべての問題を解消できないことから投票環境の向上を望めません。また、仮に新設の投票所を3ヶ所設置し、自宅⇔投票所間の送迎支援を実施する場合、投票事務に従事する職員数・準備時間・必要経費がかさみ、送迎支援を万全に行うことは難しいです。そのため、有権者の皆様にはご不便をおかけするところもあるかと思いますが、ご理解いただけますと幸いです。
Q:最後に有権者の皆さまへお伝えしたいことはありますか?
A:今後もより良い選挙執行に向けて取り組んで参りますが、まだ課題はあります。それは、若年層の投票率の低さです。先の衆院選での町の投票率62.07%に対し、18~19歳の投票率は39.51%、20~24歳は36.74%でした。これからの町や国を担っていく皆さんも、選挙を身近なものと捉え、自分自身の意思表示を投票という形で示していただきたいと思います。近年は、新聞や街頭演説だけではなく、SNSやウェブサイト等でも選挙の情報を収集できるようになってきています。自分1人が投票しなくても何も変わらない…と思わずに投票所に来ていただければ幸いです。
なお、4月6日(日曜日)には秋田県知事選挙が執行されますので、年度末で何かと忙しい時期かとは思いますが、期日前投票や不在者投票を活用し投票をお願いいたします。
問合せ:選挙管理委員会
【電話】874-4411 有線4577
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