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開校記念特集 義務教育学校阿仁学園 9学年の縦のつながりを活かした特色ある教育活動を展開

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秋田県北秋田市

■義務教育学校 阿仁学園開校式
阿仁合小学校・大阿仁小学校・阿仁中学校が統合して誕生した義務教育学校阿仁学園(小林陽介校長・児童生徒数62人)の開校式が4月6日に行われ、津谷市長から小林校長へ校旗が授与されました。

開校式で津谷市長は「3校がそれぞれの長い歴史と伝統に幕を閉じ、新たに出発することになった。多くの仲間と一緒に、それぞれの学校で身に付けた力を合わせて新たな歴史のページを作ってほしい。豊かな地域の自然と心温かい地域の愛情のもと、次世代を担う子どもたちを健やかに育て、新たな歴史と伝統の礎となることを祈念する」などと式辞を述べました。
来賓を代表して堀部壽市議会議長は「3校それぞれの歴史と伝統を引き継ぎ、地域を象徴する希望のもてる学び舎となるよう期待する」などと祝辞を述べたあと、校章作者の木村伸さんが紹介されました。
生徒を代表して9年生の田口椿さんは「3校それぞれがもつ素晴らしさがあり、地域に支えられて阿仁への愛を育んできた。3校が1つになることで、さらに阿仁愛あふれる学校になるはず。一人ひとりが輝ける学園、笑顔と可能性があふれる学校、地域に愛される学校を作りましょう」などと呼びかけました。
小林校長は「子どもたちは、ふるさとを思い、あふれる感情を歌や言葉で生き生きと表現してきたが、地域の方々は温かい笑顔で返し、涙や心に響く言葉を届けてくれた。学校が地域に発信し、地域の笑顔や励ましが子どもたちを育ててくれた。そうして3校は『地域の学校』として歩んできた。だから阿仁の子どもたちはみんなから愛されている。この子たちなら、ふるさとへの愛と未来への希望を感じる場所を作っていけると確信している。積み上げてきた3校のよさを大切にし、9学年という縦のつながりを活かしながら特色ある教育活動を展開していきたい。『小さな学校は輝いている』、そんな学校を目指して力強く歩んでいく」などとあいさつしました。
最後に、旧阿仁中学校校歌の一部を変更した校歌を全校で斉唱し、阿仁学園が目指す「みとせの学び」の「み」「と」「せ」のパネルカードを掲げ、阿仁愛あふれる思いを児童生徒たちが力強く誓い合いました。
《み》みずから学ぶ自主性
《と》ともに高め合う心
《せ》せいいっぱいやり抜くたくましさ
※「みとせ」の3文字にそれぞれの思いを込め、その思いを校歌を歌いながらかみしめ、未来に向かって進んでいきたいという願いが込められています。

■閉校式~阿仁地域3校の歴史と伝統を「阿仁学園」に引き継ぐ~
◇学び舎への別れを惜しみ飛躍を誓う
~阿仁中学校 閉校式~
阿仁中学校(小林陽介校長・生徒数22人)の閉校式は3月20日に同校体育館で行われ、32年の歴史を振り返るとともに義務教育学校「阿仁学園」に歴史を引き継いでいくことを誓いました。
津谷市長は「新年度から始まる新たな環境の中で、阿仁中魂に火を灯し、充実した学校生活を送ってほしい」などと生徒にエールを送りました。
生徒代表の田口椿(つばき)さんは「中学校での思い出を振り返ると切りがない。阿仁学園は、3校のよさで『阿仁愛』あふれる学校になるはず。一人ひとりが輝ける学校をつくっていきたい」などとあいさつ。
津谷市長に校旗を返納したあと、小林校長は「学校が地域へ発信し、地域の笑顔が子どもたちを育ててくれる。このような地域に愛された阿仁中学校がなくなることは寂しいが、32年間かけて積み上げてきた阿仁中学校のよさをしっかりと阿仁学園に引き継ぎ、これからも子どもたちと共に明るい未来を切り拓いていく」などとあいさつしました。

◇たくさんの誇りと自慢を引き継ぐ
~阿仁合小学校 閉校式~
阿仁合小学校(湊貞宗校長・児童数28人)の閉校式は3月20日に同校体育館で行われ、45年の歴史を振り返るとともに義務教育学校「阿仁学園」に歴史を引き継いでいくことを誓いました。
津谷市長は「阿仁合小学校は地域の皆さまに親しまれ、素晴らしい成績を残し活躍してくれた。長い歩みを支えてくださったすべての皆さまに感謝を申し上げる」などとあいさつしました。
児童代表の梅井冴太朗(こたろう)さんは「地域とつながり、自然に囲まれた阿仁合小学校を誇りに思う。たくさんの自慢を引き継ぎ、新しい自慢を作ったり発見したりできるよう頑張りたい」などとあいさつ。
津谷市長に校旗を返納したあと、湊校長は「長い歴史に終止符を打つことになり、万感の思いが駆け巡る。45年の長い歴史と伝統が深く刻まれたぬくもりのある校舎は、大規模改修を経て来春から生まれ変わる。これまで身に付けた力を十分に発揮してほしい」などとあいさつしました。

◇思い出が詰まった襷を手に新たな一歩を
~大阿仁小学校 閉校式~
大阿仁小学校(奥山法子校長・児童数16人)の閉校式は3月20日に同校体育館で行われ、28年の歴史を振り返るとともに義務教育学校「阿仁学園」に歴史を引き継いでいくことを誓いました。
津谷市長は「この学び舎で身に付けた宝物を阿仁学園につなぎ、子どもたちの活躍と新たな礎を築き上げてくれるものと期待している」などとあいさつしました。
児童代表の高堰佳祐(けいすけ)さんは「たくさんの人の思いが詰まった襷を手に、新たな一歩を踏み出す。新しい仲間と明るく楽しい学校を作り、地域に元気を届けたい」などとあいさつ。
津谷市長に校旗を返納したあと、奥山校長は「小規模ならではの温かい雰囲気に包まれ、地域・保護者・学校が一つとなり取り組んできたことは、子どもたちの心に刻まれた宝物。学校で学んだこと、地域に支えてもらったことを忘れず、希みかかげて大きく羽ばたいてほしい」などとあいさつしました。

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