新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
さて、3年以上にも及んだ新型コロナも、昨年5月8日から感染法上の位置付けが「5類」に移行され、市内各種団体の活動も再開されるなど、社会は本格的なアフターコロナを迎えております。
他方で、それ以前からの人口減少と少子高齢化に加え、DX推進の急速な高まりや働き方改革など、この数年で社会情勢は大きく変化しており、そのような中で地域社会をどう活性化させていくかが依然として大きな課題となっております。
本年におきましては、当市の将来都市像であります「市民が主役の〝もり〞のまち」の実現に向けて、行政課題への対応力強化や、より効率的で機能的な業務体制を構築するため、4月より行政組織の機構改革を予定しております。
当市の最重要課題であります人口減少と少子高齢化対策として、市内の若い世代が安心して出産・子育てができる環境づくりに取り組み、誰もが利用しやすい持続可能な地域公共交通の実現や、市民の利便性向上と行政運営の効率化が図られるデジタル化を推進するほか、コロナ禍で疲弊した地域経済の回復と昨年来続く物価高騰から市民生活の負担軽減を図るため、引き続き様々な事業を柔軟に展開してまいります。
また、大館能代空港をはじめとする「恵まれた交通体系」や「豊かな自然環境」、世界文化遺産伊勢堂岱遺跡に代表される「貴重な文化資源」を有する強みを生かして、交流人口の拡大や移住定住の促進に努めるとともに、滞留型観光を推進し、森吉山の国立・国定公園昇格を視野に入れ観光地としてのブランド力向上も図ってまいります。
さらには、近年、激甚化・頻発化する自然災害から市民の大切な生命と暮らしを守るため、災害時の情報を迅速かつ確実に伝える「北秋田市防災ラジオ」の更なる普及拡大に取り組み、地域防災力を高める自主防災組織の育成・強化を図ることで、自助・共助・公助による災害に強いまちの実現を目指してまいります。
今年の干支は「辰」であります。辰の如く、力強く目標に向かって上昇する年となるよう邁進してまいりますので、市民の皆様には、なお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして、健康で、喜びと幸せに満ちた輝かしい1年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
●今年の漢字
市民一人ひとりが幸福で、希望を持って「輝」ける1年を目指します個人としては、健康づくりのためにウォーキングを頑張ります!
令和六年 元旦
北秋田市長 津谷永光
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