私が見た北秋田 NO.89 -ショーンコリガン-

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■上桧木内の紙風船上げ
今月のテーマは、秋田内陸線の上桧木内駅前で開催される上桧木内の紙風船上げにしました。伝説では、江戸時代の科学者である平賀源内が秋田藩を訪れたときに伝えた遊びだと言われているようです。平賀源内が秋田藩を訪れたのは、安永2年(1773年)、アメリカでは、独立への転機になったと言われている「ボストン茶会事件」が起こった同じ年。別の言い方にすると、上桧木内の紙風船上げは、私の出身国と同じぐらい長い歴史をもっているということです。
今回の写真は、去年の紙風船上げの様子が写っているものです。その時は、観客がたくさん集まり「コロナ明け」が進んでいる雰囲気でした。私がALTとして、前に働いていた大阿仁小学校が間もなく統合する頃で、子どもたちが「ありがとう大阿仁小」という気持ちを込めて紙風船を1つ打ち上げる姿を見ることができました。今年度だけ義務教育学校阿仁学園の前期課程校舎として使われている旧大阿仁小学校は、来月から統合する前田小学校の子どもたちとともに、紙風船と同じく、希望を高く飛ばしてください。