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令和6年度 市長施政方針

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秋田県北秋田市

■「住民が主役の〝もり〞のまち」の実現を目指す
北秋田市議会3月定例会で津谷市長が主な事業と施策の大綱を説明しました。
市民の皆さんに理解を深めていただくため、施政方針の冒頭部分をご紹介します。
※広報用に一部を変更しています。

元日に発生した、能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被害に遭われた多くの方々にお見舞いを申し上げます。
災害は決して他人事ではありません。本市におきましても、昨年は豪雨災害や記録的な猛暑、熊被害など、気候変動等による影響を大きく受けております。市民の安心・安全の確保に向け、災害に強いまちづくりに、しっかりと取り組んでまいります。
さて、市長に就任して4期目の最終年度を迎えます。今期は新型コロナウイルスへの対応に総力をあげた期間でありましたが、3年以上にわたる闘いを乗り越え、観光では国内・インバウンド需要が回復し、にぎわいが戻り始めております。
社会経済情勢が大きく変化している今をチャンスと捉え、恵まれた高速交通体系や豊かな観光資源など、本市の持つ優位性を最大限に生かし、官民が連携して地方創生の取り組みを加速させていかなければなりません。
令和6年度は、より一層の交流人口拡大を推進し地域振興を図るため「観光文化スポーツ部」を新設するなど、様々な行政課題や多様化・複雑化する市民ニーズに柔軟に対応し、より効率的な行政サービスを提供するため、機構改革を実施します。
北秋田市誕生から20周年を迎える節目の年にあたり、新たな組織体制のもと「住民が主役の〝もり〞のまち」の実現を目指し、本市の最重要課題である人口減少と少子高齢化対策を基軸に、これまで積み上げてきた様々な施策の充実を図るとともに、4つの重点施策として「全ての子ども・子育て世帯を切れ目なく支援する手厚い子育て政策の充実」や「高齢者が安全・安心で生きがいを持って社会参加ができる高齢者対策事業の推進」、さらには「国立・国定公園化を目指す森吉山を中心とした観光振興への取り組み」や「全ての市民がデジタル化の恩恵を受けられるDX事業」に取り組んでまいります。
また、物価高への対応やゼロカーボンシティへの地球温暖化対策にも積極的に取り組んでまいります。
一方で、様々な施策を展開する上での財源の確保が重要であり、人口減少等により、地方交付税の増加が見込まれない状況において、引き続き自主財源の確保に努めるとともに、事務事業の精査や経費削減など、健全な財政の維持を図ってまいります。

■[主要事業紹介]令和6年度の4つの重点施策から主な内容をお知らせします
◆高齢者が安全・安心で生きがいを持って社会参加ができる高齢者対策事業の推進
《主な内容》
◇高齢者等日常生活支援事業
非課税の高齢者世帯のエアコン設置もしくは補聴器購入に対し、5万円を補助する。
◇介護予防事業
ゆうゆう講座(座学・運動)、フレイル予防講座、心と体の健康教室など健康寿命を伸ばすための各種講座を実施する。

◆全ての子ども・子育て世帯を切れ目なく支援する手厚い子育て政策の充実
《主な内容》
◇私立保育園運営事業
保育料無償化に伴う経費を上乗せして支援する。
◇きたあきた赤ちゃん応援事業
相談支援の充実と、妊婦および養育者に対する経済的支援を一体的に実施する。

◆全ての市民がデジタル化の恩恵を受けられるDX事業
《主な内容》
◇公民館Wi-Fi整備事業
各公民館にWi-Fi環境を整備する。
◇高精度測定システム基準局設置事業
スマート農業による省力化・高品質生産のために実施する。
◇子育て世帯サービス向上事業
新たな情報ツールとしてLINE公式アカウントを作成する。

◆国立・国定公園化を目指す森吉山を中心とした観光振興への取り組み
《主な内容》
◇自然環境を核としたにぎわい拠点整備事業
アウトドアグランドデザインの策定およびイベントの造成を行う。
◇森吉山国立・国定公園化推進事業
地域向け啓発イベント等の活動を行う。

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