■新しい始まり
いよいよ、令和6年度がスタートしましたね。義務教育学校阿仁学園は、統合校舎の改修が終了し、1~9年生全員が同じ校舎で学習することになり、米内沢小学校と前田小学校が統合して、森吉地区の小学生全員が同じ学校で学校生活を送ることになったりして、北秋田市では、このように様々なことが新しく始まります。
森吉といえば、去年の秋に四季美湖と森吉山ダムを訪れたことを思い出します。それはなぜかというと、ある意味で、ダムが新しい始まりの象徴ですから。湖と平地の境目になっている森吉山ダムは「過去」と「未来」の境目にも位置されています。「始まり」があることは、必ず「終わり」もあります。新しい形の米内沢小学校と阿仁学園を作りだすには、他の学校や校舎の閉校などを行わざるを得ませんでした。未だにその湖の底に眠っている集落と同様だと私は思っています。
過去の学びを、現在の人間が引き継ぐ義務があります。過去のことや経験したことを忘れず、新年度の始まりとともに、未来へ歩み始めましょう。
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