■多様な幸せ(ウェルビーイング)を実感できるまちを目指して
仕事始めとなる1月6日、市役所本庁舎では、津谷市長が課長級以上の幹部職員らを前に年頭の訓示を行いました。
はじめに「昨年は市制施行20周年記念式典を挙行し、これまでを振り返るとともに、次の世代に誇りを持って引き継げるまちづくりに全力で取り組む決意を誓ったところである。振り返ると、女子相撲や着物コンテストで世界を舞台に、秋田北鷹高校はじめ全国を舞台に活躍した市民も多い年で、記憶と記録に残る大変うれしい1年。また、3年連続の大雨災害への対応の一方で、大館能代空港利用者が過去最高を記録し、2社の企業誘致と6事業者の事業承継の実現、森吉山国立・国定公園昇格への取り組み、子育て支援と市民病院分娩中止に伴う妊産婦支援事業の策定など、着実に成果を上げることができた1年であった」などと昨年の振り返りと感想を述べました。
続いて「市民の安心・安全を預かるのは私たち。本市の最大の課題である『少子高齢化と人口減少』、この流れを止めるのは容易なことではないが、医療や福祉、教育、防災など社会生活の基盤となる環境を強化し、市民が『より豊かに』『より安心して暮らすことの出来るまち』『住み続けたいまち』の実現に取り組み、DXの推進により利用者目線での行政サービスを進化させ、市民一人ひとりが『多様な幸せ(ウエルビーイング)を実感できるまち』を目指したい。職員にお願いすることは『スピード感』『挑戦する勇気』、そして『選択と集中』。前例踏襲や横並び、これまでの常識を疑い、常に社会情勢の変化を意識して状況を把握・分析し、今やるべきことは何か、地域が必要としていることは何かを見つけ、解決のプロセスを自らが考え、理解し実行するようお願いする。その過程で失敗もあるかもしれないが、失敗を恐れるあまり何もしないままでは成長が望めない。失敗から学びを得ることは大切。『積極的に挑戦する勇気』を期待する。成果を上げるための優先順位を見極め、そこに集中してほしい。決断は私が行う。もちろん、責任も負う。迷うことなく、批判を恐れず、自信を持って職務に励んでほしい。1年前には思いもしなかった課題や、新たな技術、サービスが生まれる変化の激しい時代。職場のリーダーとして、常に一段高い視座を意識し失敗を恐れず挑戦する職場づくりをお願いする」などと新年の抱負や決意などを述べました。
結びに「市民の生活が安定し、北秋田市が発展していくことができるよう、また、未来に続く次の世代にしっかりと引き継いでいけるようにともに頑張ろう」などと訓示を述べました。
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