八乙女公園近くにある桜アーチ街道。「好きな場所で、よく走っていた」桜のまちを駆け抜けていた鈴木優花さんが今年、パリ五輪に臨む。取材で中仙小学校を訪れた際、優花さんが子どもたちに贈ったメッセージを見つけた。
「最後まで、あきらめない気持ちが自分を新しい世界に連れ出してくれます。たくさん転びました。でも、やめなかったから、目標に届きました。雨もいつか止むように、いつしか苦も喜びに転じて虹がかかる。そう信じて、どんどん挑戦してください!」
「走りたい」思いを貫き、人生の選択をしてきた優花さん。メッセージからはその思いの強さを感じた。転んでも立ち上がり、乗り越えてきた。選んだ道で全力を尽くし、挑戦し続けてきた。そして届いた〝新しい世界〟。今夏、そのスタートラインに立つ。
桜のまちから「花の都」へ。パリを駆け抜け、優花さんの笑顔が咲き誇る8月を楽しみにしたい。(け)
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