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HACHI 100プロジェクトインタビュー VOL.5

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秋田県大館市

ハチ公生誕100年事業(通称HACHI100)を盛り上げるみなさんにお話を聞きました。

[忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会 富樫安民会長]

■忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会(以下維持会)は普段どのような活動をしていますか?
ハチ公の慰霊祭や生誕祭を開催したり、市内小学校の郷土学習の際に秋田犬の話やハチ公の物語を伝える活動をしてきました。
特に今は、大館の人たちにハチ公が大館出身だということを胸を張ってもらえるように、ハチ公や秋田犬への関心を高めるための取り組みを行っています。

■ハチ公生誕100年を迎えて、維持会が特に力を入れていることはありますか?
ハチ公の生誕100年をお祝いするのはもちろんですが、ハチ公をここまで有名にしていただき、守り続けてきた皆さんの功績に改めて感謝したいと思っています。
まずは斎藤弘吉さんです。ハチ公の物語が世間に広く知られる前までハチ公は野犬のように扱われていました。
しかし斎藤さんがその姿を哀れみ、ハチ公について新聞に寄稿すると、「いとしや老犬物語」として掲載され、人々の関心を集め、一躍忠犬ハチ公として有名になりました。
この出来事がなければハチ公の生誕100年を祝うこともできなかったのではないかと思っています。
次にハチ公を生家から駅まで送り届けた県の職員のかたです。
ハチ公が有名になった当初はその出生についてさまざまな意見がありましたが、その職員のかたから、ハチ公の生家に宛てて、その当時の様子を詳しく書かれたお手紙が送られており、それがきっかけでハチ公が秋田犬であり、大館出身であることが証明されました。
最後に、ハチ公を愛してくれた渋谷の皆さんです。長年、銅像の維持や慰霊祭を続けてくれたおかげでこれまでハチ公の物語が守られてきたのだと思います。

■次の100年はどんな100年になってほしいですか?
ハチ公の物語や大館と渋谷との絆がこれからの若い世代の人たちにも語り継がれながら、末永く続いて欲しいと思っています。
また、ハチ公が秋田犬のふるさとである大館市出身だということを広く、多くの人たちに知っていただきたいと思っています。

■あなたにとってハチ公とは?
私はハチ公の生家の近くで生まれ、市の職員としてハチ公を通じた渋谷との交流に携わり、今は維持会の会長をしているなど振り返ってみると不思議とハチ公と縁がありました。
海外からも愛されているハチ公の生まれ故郷が私の出身地だといえることが大きな誇りであり、大館市にとってもかけがえのない存在だと思います。

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