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HACHI 100プロジェクトインタビュー VOL.4

22/24

秋田県大館市

ハチ公生誕100年事業(通称HACHI100)を盛り上げるみなさんにお話を聞きました。

〔福原淳嗣市長〕
広報おおだて8月号に掲載したインタビューの続きです。

■福原市長は大館の子どもたちに世界を見せたいと発言されていますが、それは秋田犬やハチ公との関連もあるのでしょうか。
そうですね。まず、できるだけ早い時期に世界からの視点で、子どもたちに秋田・大館の良さを見てもらいたいと考えています。子どもたちが「大館のこの部分がいいな」「この良さを伝えたいな」と思うことが大館の未来を解き放つことにつながりますし、子どもたちの多様性を磨くことになると思うからです。
そして、秋田犬やハチ公は、この大館の良さを考える入り口になります。ハチ公生誕100年事業(通称HACHI100)とは、大館が持っている宝、すなわち秋田犬とハチ公を磨くことを通して、いかに自分や関わってきた仲間も一緒に磨くかということも目的の一つだと思います。こんなに奥の深い、世界への入り口はないですよ。

■大館の未来の話も出てきましたが、これからの100年への思いを聞かせてください。
私は学生時代、渋谷が生活の拠点でした。その渋谷と大館とのつながりを、市長として実現できたことがとても嬉しいです。大館が今取り組んでいる野遊びSDGsやインランドデポも渋谷との縁があります。その渋谷が持っている物語を、ぜひ大館の皆さんにも知ってもらいたいです。そして、より一層交流を深められたらいいと思います。

■それでは最後に、福原市長にとって、秋田犬やハチ公はどのような存在ですか。
私は、異なる言語圏のかたとコミュニケーションをとるうえでも、「秋田犬のふるさとが自分のふるさとです」と話し、自分の存在意義にしてきたところがあります。秋田犬のふるさとにいることを自分に言い聞かせて、自分の大館市民としての立ち居振る舞いや所作を考えてきましたし、自分らしさを再確認する存在ですね。
今は100年前と違い、人の交流が盛んなことから大交流時代ともいえます。この時代にあって、私たちにできることは何でしょうか︖秋田犬・ハチ公の故郷として高品質な「いざない」を提供することです。それを支えてくれるパートナーは誰でしょうか︖それが渋谷だと思います。だからこそ、HACHI100を1年で終わるイベントには絶対にしませんし、交流が続いてほしいと思っています。

◆大館から世界への架け橋の第一歩に G25子どもサミット代表会議が開催されました
7月27日(木)、市役所本庁舎議場で令和5年度第1回大館市子どもサミット代表会議が開催され、市内の全小・中学校から選出された代表委員が参加しました。大館市子どもサミットは、小・中学生の視点で市をよりよくする方法を考え、市民へ提案、情報発信すること、児童生徒の共感性や協働性、未来大館市民のリーダーとしての気概を高めることを目的に平成20年度から続いています。
今回の協議では「環境を守るための活動」と「地域や学校を明るく、元気にする活動」について各校が取り組みを紹介し、活発な意見交流が行われました。

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