○秋田栗駒リゾート株式会社
栗駒山荘は、11月5日で今シーズンの営業を終了しました。前年比で売り上げ、利用者数とも約7%落ち込む結果となっています。
ホテルブランは、9月、10月も従業員不足により、栗駒山荘へ人員を集約したことにより、4月から引き続き、レストランや一般の宿泊を休止し、日帰り入浴と予約制の宴会のみの営業を行っておりましたが、11月からは日帰りの宴会、仕出し等通常営業を再開し、ダム工事関係者の11月退去にあわせ、12月からは通常の宿泊予約を開始しています。また、今年10月でやまゆり温泉が10周年を迎えたことから10周年記念として特別入浴券を12月末まで販売しています。
ジュネス栗駒スキー場は、12月8日に安全祈願祭、16日にプレオープン、23日にグランドオープンの日程で準備を進めています。
○EV充電設備
エネチェンジ株式会社が国の補助金を活用し、役場本庁舎とホテルブランへEV充電設備をそれぞれ2台設置し、10月に供用を開始しています。
来年度は栗駒山荘へ2台設置する予定であり、引き続き、時代に対応したインフラ整備に努めるとともに、EV自動車の導入促進を図ってまいります。
○インバウンドの誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツの造成
観光庁が公募した「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成事業」に村観光物産協会が応募し、採択となりました。豪雪地を逆手に取った「冬の仙人修行」というテーマのもと、湯沢市との広域連携で雪を楽しむ周遊モデルコースの造成を目指しています。今回のターゲットは在日台湾人向けで、来年1月中旬の実施へ向けて関係団体と調整を図りながら準備を進めているところです。
○物価高騰対策事業
原油価格の高騰など物価高対策として、村では県の補助金を活用して低所得者の負担軽減を図ることを目的に、村民税非課税世帯に対し、1世帯当たり8000円の灯油購入券を配付する予定としています。また、介護施設及び保育所についても対策事業として本定例会議に予算を計上しています。
○介護予防移送支援事業
今年度、介護予防を目的とした買物移送支援パイロット事業については、9月まで実施しておりましたが、利用者に好評であることや冬の状況も調査したいため、来年3月まで延長して実施することとしています。
○新型コロナウイルスワクチン接種
9月29日から新型コロナウイルスワクチンの秋接種を開始しており、年内には希望する方々への接種が終了するよう進めています。
○今冬の雪対策
今冬の雪対策については、これまでの雪害や教訓を生かし大雪に警戒するとともに、村民の安全・安心のために万全の態勢で対応してまいります。
なお、今冬から村が主体的に雪対策事業を推進することとし、11月7日には各地区自主防災組織等関係者との打合せ会を開催し、各事業について協議を行っています。
○皆瀬診療所への医師の派遣
皆瀬診療所の佐々木医師の退職に伴い、湯沢市雄勝郡医師会より皆瀬診療所への派遣依頼がありました。この要請を受け、診療所長と協議し、11月2日と12月7日の午後を休診とし、派遣することとしています。
その後、皆瀬診療所に後任の医師が着任する予定となり、医師の派遣も終了する見込みです。
○消防防災関連
10月14日、仁郷山国有林内の狐狼化山付近で県内の方による山岳遭難が発生し、翌日、村遭難捜索救助隊により発見されています。
来年2月11日には、秋田県冬期防災訓練が本村田子内地区を会場に開催されることが決定しています。
○水稲の作況
10月25日に国が発表した秋田県の作況指数は97で、昨年に続き「やや不良」となりました。今年は、7月下旬以降これまでにない高温多照が続き、稲の生育へ影響が出たものと思われます。
JAこまちの報告では、出荷契約数量に対して出荷は81・3%と昨年より少なくなっています。また、湯沢雄勝管内における一等米比率が68・8%と例年に比べて低くなりましたが、本村は91・3%と管内では高品質の出来秋となりました。
○青果物等の状況
指定振興作物の生産状況ですが、夏秋トマトは猛暑による影響から花落ち等により、出荷量は減少したものの後半は過去に例を見ないほどの高単価に支えられ販売金額は前年を上回っています。リンドウは、猛暑の影響から品質劣化や病害が散見され、市況は高値で推移したものの出荷量の減少により、出荷量・販売金額ともに前年を下回りました。
○クマの出没対策
今年度は村内で連日のようにクマの目撃情報が寄せられましたが、幸い、人身被害は発生していません。
村では、4月から5月末まで個体数調整捕獲、6月から11月末まで有害鳥獣捕獲の許可を受け、村鳥獣被害対策実施隊により、集落内の民家に近い場所を優先的に適切な捕獲等を実施してまいりました。
クマの目撃情報は、11月末時点で82件あり、鳥獣被害対策実施隊は延べ133人が出動しています。個体数調整捕獲数は4頭、有害鳥獣捕獲による捕獲頭数は、過去最多の16頭でした。
○ジュネス栗駒カントリーパーク
カントリーパークの営業は11月7日に終了し、今シーズンのパークゴルフ場の利用者数は6219人で、前年と比較して235人の減となりました。
○冬期交通対策
今冬の除雪については、11月17日に防災情報センターにおいて除雪会議を開催し、除雪事業計画に基づいて実施することを関係者で確認しています。
○成瀬ダム事業関連
本体工事については、11月25日に堤体打設を完了しており、今年度の進捗率は約85%となっています。
令和5年度の成瀬ダム見学者数は10月末時点で3602人と、過去最高を更新しており、関心の高さが伺えます。中でも「アドベンチャーバスツアー」が好評で、見学者数のうちツアー参加者が967人を占めています。
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