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ふるさとへの便り

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秋田県東成瀬村

■私が住んでいる〝群馬県〟〝伊勢崎市〟を紹介します(前)
群馬県はこんなところ
埼玉県浦和市から引っ越してきたのが、北関東に位置する群馬県伊勢崎市。当時は人口約12万程、大きいデパートもなく街の中心街は静かな所だった。夜8時を過ぎると商店街は暗くなり、飲食店がわずかに開いていた記憶がある。折しも高度経済がピークになろうとしていた時期、勤めていた会社が車の製品を作っており、新機種(開発車)が拡大し始め、何処のメーカーも新型車の性能、デザイン、新技術を取り入れた車のCMがTV放映されていた時代であった。
群馬県の知識はほとんどなく、知ってる事と言えば、戦後、総理大臣2人(現在4人)の輩出や温泉地の多さ、そして、「上州の空っ風」と「かかあ天下」。・首都圏から100km以上も離れた場所は、まだ若かった頃の自分には少し寂しさも感じられたが、敷地4万坪の伊勢崎新工場は、開発から技術、生産、営業まで、関東・東海にある自社5工場の、中心的役割を担うことになるだろうと想像できた。
1985年頃は、冬から春に掛けて北風が強く、気温も都心より3、4℃低い気候であったが、2000年頃からは、気象の変化や建物の高層化などで、随分風も弱くなってきたと地元の方が話していた。また「かかあ天下」は、昔から群馬の女性は良く働く。養蚕と製糸が主な産業の上州では婦人の労働が産業を支える。そんなことから共稼ぎになり、車も早くから一家に二台持つようになったようである。
群馬県の人口は約197万人。関東圏では最も少なく、山岳地帯が多いことも影響しているように思う。県内には南北に関越道、東西に上信越道、北関東道が整備された。海のない群馬であるが、新潟県寺泊海岸、茨城県大洗海岸まで、これらの高速道路を利用すると一般道の半分(2時間)ほどで行ける。海水浴や釣り、サーファーなどに利用されている。昨夏に子供や孫たちと大洗海岸に行ったが、湘南に劣らぬ混みようだった。
山の好きな方には、上毛三山の赤城山、榛名山、妙義山が良く知られていると思うが、その周辺には500m〜1500m級の山(関東100名山)が多々あり、トレッキングが楽しめる。自然豊かな山岳地域には、国や県、市管轄のダムが45基ある。洪水調整、流水正常機能、農業用、水力発電用とそれぞれの役目をはたす。水の豊富さはむろん、町を流れる川のその流れは速く、鮎やヤマメが生殖するほど澄み切っている。
温泉地も多く良く知られていると思う。草津、伊香保、磯部、(雀のお宿)四万、水上、老神、万座温泉などは、我が家から1時間〜2時間ほどで行ける。道路の渋滞が少なく車好きの方には、春の新緑や秋の紅葉は格好のドライブコースになる。群馬と新潟の県境を位置する「苗場ドラゴンドラ25分空中散歩」と「只見線車窓の紅葉」「尾瀬沼」など、紅葉の時期は感動の絶景に会える。

伊勢崎市在住 谷藤信男

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