■総会前の「役員会」から
総会前の役員会は参加状況の報告から始まる。例年2週間ほど前に予定する「直前会議」はとても気がかりな会議になる。コロナ禍後の4年ぶりとなった昨年の総会。様々な期待と不安の入り混じるなかで参加者数120名の目標を掲げた。その直前会議では113名の参加確認があったと報告をした。最終確認は122名と目標達成。喜びを役員会で共有できた。今年も120名を目標にした。先日の気がかりな会議は、目標にやや厳しく、参加者が100名に満たない旨の報告となった。落ち込むかと思いきや役員会に落胆はない。参加者名簿をにらみながら。「もうひと声かけられそうなところはないか」「誰々の申し込みがない」「同級生を俺の責任で」と言う心強い決心も味方に、役員会の雰囲気はあくまでも前向きだった。
9月の役員会。総会の中味がいつになく議論になった。久しぶりの再会となった昨年は「懇談」をテーマに。今年は「楽しみ」をテーマにした。何か「楽しい」ことを。会場の全員が参加できる「手軽なゲームはないか」と。なれば、ビンゴかジャンケン?あれやこれやの末にジャンケン大会と決まった。しかし、ジャンケンだけでは物足りないらしい。抽選会もやろう。村出身者の「出版物」も紹介したい。欲張り出したら議論が活発になる。直前会議には「よしひろさんとかつらさん」にも来てもらおうということに。
気がかりな会議はと言えば。「もうひと声かけよう」と目標を堅持。ジャンケン大会も抽選会もやる。出版物・紹介コーナーも設ける。それに物産販売もある。実はこの、物産販売が不安といえば少し不安。なぜなら、物産販売はこれまで全て村任せ。昨年初めて「会の責任」で販売を試みた。それが、販売早々から品切れが続出。「完売」と言えば聞こえはいいが、何ごとも「初めて」が品数を控えめにさせ、残ったら役員が買う心づもり。これがうれしい誤算となった。この誤算が意欲につながったのか、今回は昨年の3倍近い仕入れの注文を出した。不安はきっと杞憂に終わるだろう。また「完売」の喜びを伝えられたらうれしい。
さて、二次会はすっかり恒例となったカラオケ。ふる里の絆をマイクに乗り移らせていた。
なるせ会(事務局)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>