■成瀬ダムモニタリング委員会開催
令和5年度の調査結果及び令和6年度の調査計画報告
成瀬ダム工事事務所では、ダム建設工事中の環境保全措置等を適切に実施していくため、平成29年から学識者等による「成瀬ダムモニタリング委員会」により助言をいただきながら事業を進めています。この度2月2日に秋田市内で当委員会を開催し、「令和5年度のモニタリング調査結果報告」と「令和6年度のモニタリング調査計画」について報告しました。
今回の委員会では、今後予定している試験湛水による環境への影響を把握するため、ダム上下流部の河川域に生息する魚類や底生動物等の採捕調査の結果を報告しました。なお、魚類についてはエゾウグイやニッコウイワナ、カジカ等を多く確認しています。
委員からは、「本体工事着手前の調査と比較しても生息状況に大きな変化は無く、良好な生息環境が維持されている。」という意見をいただきました。
令和6年度以降も調査を継続し、委員の方々から助言を頂き、ダム建設を進めて参ります。
■今冬の成瀬ダム工事現場周辺の様子
昨年に比べ少雪
今年の冬は成瀬ダム工事現場周辺でも降雪が少ない状況で、大柳観測地点(成瀬川交流館付近)においては、昨年の同時期と比較して約半分の70cm(1月の平均積雪深)となっており、冬期の工事は順調に進んでいます。
一方、横手市観光協会からの要請を受けて、2月15日・16日に開催された横手の雪まつり「かまくら」に使用する雪を提供しました。成瀬ダム堤体打設工事・原石山採取工事・場内施設整備工事の受注者が「かまくら応援隊」を結成し、ボランティアで工事現場周辺に積もった雪を横手市まで運搬しました。
引き続き、安全に留意して工事を進めて参ります。
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