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自治体の皆さまへ

ふるさとの便り

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秋田県東成瀬村

■便利なリュックもマナーが伴ってこそ
災害級の暑さと評された昨年。今年の暑さは、その災害級を上回る「危険な暑さ」と注意勧告の連続。今日も朝からじっとりする蒸し暑さ。日中は間違いなく「危険な暑さ」に晒されそうだ。こんな日は外出を控えるべきと、承知しながらも約束事ありと最寄りの駅へ向かう。日陰を見つけながらゆっくりと、普段の倍ぐらいの時間をかけて歩いた。それでも首筋が汗ばんでいる。ハンカチを首に当てながら改札方向を見やる。何やら騒々しく行列までできている。「何だろう?」と、横目で見ながら改札を抜けホームに降りる。そのホームもいつもの様子と違う。明らかに乗客が多すぎる。
ほどなくして、電車の遅れを告げるアナウンスが流れた。先ほどの行列に納得しつつ待つこと30分。ほぼ満員の電車がホームに入って来た。「次の電車にしようか」一瞬の迷いも、次の電車も遅れること必至と無理やり乗り込んだ。身動きもできないほどの混雑ぶりだが、次の駅からも容赦なく乗り込んでくる。コロナ禍以降つり革につかまらない人が増えたと言われるが。そんなことを言ってられる状況ではない。体を支えるのに必死でつり革に手を伸ばすが…大きなリュックがじゃまする。しかもこの混雑の中で背中に?不快感より常識を疑ってしまう。
昨今、電車と言わず街中でも「リュック」が目立つ。そういう自分も出掛けにリュックを背負うことが多い。少しばかり重いものでも背負うと軽く感じる。何より両手が塞がれない。そんな便利さもあってか年齢性別に関係なく愛好者が増えているのだろう。便利な「リュック」もマナーが伴わないと不快感しかない。
背中のリュックはコンビニでもはらはらさせられることがある。わたくしの場合は、混雑いかんに関わらず、電車に乗ったらリュックは手に持つようにしている。混雑する電車やバス内では「リュックは前に抱える」がマナーと理解していたが。近頃はそれさえも不十分と思われるようだ。某鉄道会社のアナウンスは「リュックは手に持って」と呼びかけているという。
満員電車の不快な光景は言うに及ばず。混雑する場所のリュックがNGなのではなく、周りに迷惑をかけないように意識を向けることが大事なこと。常に気遣いを心に留めておきたいものである。

naru

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