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自治体の皆さまへ

大局観(たいきょくかん)で今を…

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秋田県横手市

■歴史好き市長のつぶやき〈第93回〉
横手市長 髙橋大

横手駅東口の市街地再開発事業建築工事で施工不良箇所が発覚した件では、市民の皆さまに大変ご心配をおかけしました。民間複合施設のB-1棟について、設計図書通りの施工に戻し柱の建て替え作業をすることとなりました。これは市の意向と同様であり、私自身、安堵(あんど)しました。予定よりも完成が遅くなりますが、引き続き工事を厳しく注視していきます。
さて、当時の写真や地図を見ると、昭和40年代の横手駅前は木造3階建ての平源ホテルがあるなど趣のある街であったことが分かります。一方、狭隘(きょうあい)な道幅の抜本的解決のためか、市では都市計画事業として横手駅周辺の市街地開発を、当時としては早い昭和40年代から行っていました。昭和52年には大型商業施設が開店し、その2年後には駅前広場が完成するなど、横手駅前はにぎわいを見せました。時代とともに商業圏が移り駅前周辺は寂しくなっていきましたが、平成20年代には再開発事業として2Yぷらざ周辺が整備され、令和に入り現在の再開発に至っています。
自動車交通全盛期の現代にあっては、この昭和の開発がなければ近年の豪雪には耐えられなかったことでしょう。多くの方が土地の減少や移転にご理解いただいたおかげです。歴代の市長は先見の明があり、よくやっていただいたと思っています。
横手駅東口は皆さまにご心配をかけながらも、新しい街に生まれ変わろうとしていますので、ご理解、ご協力をお願いします。

▽都市計画事業
計画に基づいて、安心・安全で快適に生活できる都市をつくるための事業。

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