東京でソーシャル・ビジネスを手掛ける会社に勤めていた時に、地方で起業することへの思いが高まり、横手で取り組みたいことが明確になったと話す鎌田京子さん。今年2月に横手川沿いにコミュニティカフェを開業しました。
■子どもの頃の夢は?
小学校の卒業文集には『世界一すてきな喫茶店とファンシーショップをつくることに向けて努力したい』と書いていました。大学の卒業論文のテーマは『文化施策における行政と企業の連携』として勉強を続け、現在に至ります。
■店舗名の由来は?
オラん家は『自分の家』と『Oh,Lunch!(まぁ、昼ご飯!)』という意味をかけています。
■お店の特徴は?
地産地消をモットーに、なるべく地場産の食材を使用しているほか、建物をはじめテーブルや椅子、グラスも秋田県産です。食器は家業で使ってきた有田焼で、祖母の代からの漆器も利用しています。また、店内に展示中の絵画や手工芸品も地域の方々の作品であり、作家さんとしてFacebookで紹介しています。お米やリンゴの作り手さんのこともご覧いただけます。
■横手で起業するメリットは?
同窓生をはじめ、友人や知人が想像以上に協力してくれて感謝することばかりです。ここに立ち寄った人が偶然居合わせた人とお喋りしながら仲良くなっていく様子を見ていると、横手が元気になっていくようでうれしくなります。
■これからの目標は?
オラん家を公民館のようにしたいと思っています。みんなが集い、誰かがご飯を作って、誰かが食べて、喜んだり褒め合ったりする、そんな光景を理想としています。
国連のデータでは高齢者人口の割合が最も高い国は日本で、総務省と内閣府のデータを基にした最新の資料では、都道府県別高齢化率は秋田県がトップです。ならば、その秋田県の横手市で、世界に先駆けてより多くの高齢者が幸せに暮らせる仕組みづくりができたなら、世界の先行事例となれるのではないでしょうか。そうしたら『世界の横手』になって、皆さんはノーベル平和賞をいただけるかもしれませんね。皆さん、共に頑張って世界に誇れる横手市にしましょう!
■これから起業を目指す方へ
都会に比べて横手には無いものがたくさんありますが、すでにあるものを最大限に活用することで持続可能な社会になるのではないでしょうか。『雨にも負けず、風にも負けず、雪にも負けず』の精神で共に頑張りましょう!
▽Cafeオラん家
所在地:横手市根岸町3-4
【E-mail】ohlunch558739yokote@gmail.com
【HP】https://cafe-oh-lunch.com/
営業時間:正午ごろ~午後6時ごろ
定休日:木曜日
起業に関するご相談は:商工労働課
【電話】32-2115
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