■歴史好き市長のつぶやき〈第96回〉
横手市長 髙橋大
明けましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから初めてのお正月となり、横手へ帰省された方が多いのではないでしょうか。
『マンガ』をテーマとした全国初の本格的美術館である増田まんが美術館は、昨年12月にリニューアル後の来館者が50万人を達成しました。開館4年半ほどで達成できたのは喜ばしいことです。これからも市内外から多くの方に来てもらえる美術館にしていきます。
さて、今年は甲辰(きのえたつ)の年で、これまで準備してきたことが実を結ぶ縁起の良い年になるといわれています。昨年の経済専門紙には、バブル期の30年前と比較し横手市の個人所得が4・7%上昇しているとの記事が掲載されました。高速道路などの道路整備と企業誘致は表裏一体の関係にあると考え、この推進に力を注いできました。辰年は景気が良くなるともいわれており、ますます経済が発展していくものと期待しています。
日本での竜(龍)は竜神として水を司る神様とされ、十文字地域の今木(いまき)神社も近くを流れる大宮川の信仰により祭祀されています。言い伝えによると守屋氏が都から玉と竜を携え居住し、西暦730年に社殿を建てたとされています。平安時代後期には村民から兵糧と鍋を献上された源義家が今木神社を参拝したことから、この地域を『鍋26倉』と名付けたとされています。
私は今年年男にあたります。昇り竜のように飛躍する年になるよう奮起します。
・大阪城公園での雪まつりに多くの方が訪れ、横手のPR ができました
▽今木神社
宝龍(ほうりゅう)神社とも呼ばれている。近くには農家が雨を祈ったとされる宝龍淵がある。
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