横手市長 髙橋大
今年に入り職員の不祥事や事務ミスが相次いで発生している事案について、市民の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしており、お詫び申し上げます。管理責任を果たすため、市の最高責任者である私自身の給与の10分の1、1カ月分の減額を議会へ提案しました。残念ながら否決されましたが、全ての職員がこの度の事案を自分事として捉え、適正な事務を執行していくことで、市役所組織の信頼回復に努めていきます。
さて、今年は北上線が全線開通してから100周年を迎えます。岩手県北上市の北上駅と横手駅を結ぶこの路線は、『横手』と現在の北上駅である『黒沢尻(くろさわじり)』の頭文字を取り、昭和41年まで横黒(おうこく)線と呼ばれていました。横手市街を抜け、山内の山間を走り、岩手県側では錦秋湖を望むとても眺めの良い路線です。しかし、残念なことに利用客数の減少から、横手市にあった矢美津(やびつ)駅と平石(ひらいし)駅は、令和4年3月に廃止されました。公共交通機関は乗客が減ると廃止になる可能性があります。ぜひ乗って応援をお願いします。
また9月14日に横手市生涯学習館Ao-na(あおーな)がオープンしました。市民の皆さまは心待ちにしていたのではないでしょうか。幅広い年代の方々が集い、かつての活気あふれる横手駅前になることを目指します。
北上線…1920年横手駅と相野々駅を結ぶ西横黒軽便線(にしおうこくけいべんせん)として開業。黒沢尻駅方面からも工事を進め、1924年11月15日に全線開通した。
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