■乗ってみよう!公共交通でのお出かけに密着!
普段は主に保護者の自家用車を使用して移動しているという高校生の佐々木さんと江幡(えばた)さん。「将来、車に乗れなくなったら・・。」「おばあちゃんは免許を返納したけど、どうやって買い物に行くの?」など、公共交通に対する漠然とした疑問を持っているようです。今回は、そんな不安を解消するため、公共交通を使用してお出かけするという2人の1日に密着しました。
9:00…バスが来てぎこちなく乗り込む2人。「バーコード決済も使えるんだ!」
10:00…横手バスターミナルで下車した2人は「一度行ってみたかった」というAo-naへ!普段は学校の図書館で勉強するそうですが、今日は気分を変えて館内のティーンズエリアで。「いつもと違う環境で、集中して勉強できました!」
11:00…勉強を終え、ランチへ。移動は横手バスターミナルから循環バスを使用。「1時間に1本ペースで出ているので、分かりやすい!」
12:00…イオンスーパーセンター西口のバス停で下車。お目当てのお店で仲良くランチを満喫!ランチを食べながら、帰りのデマンド交通を予約しました。
13:00…アミューズメント施設でゲームや、買い物など。帰りはデマンド交通だから、たくさんお買い物♪
15:30…横手デマンド交通で帰路へ。2人以上で乗ると運賃が定額になるから安心!
16:00…「直接家に帰れるデマンド交通は楽だね」公共交通を利用しての旅を楽しんだようです。また明日!
今回は、学校近くのバス停から横手バスターミナルへ路線バスで移動、Ao-naで勉強後に、横手バスターミナルからイオンスーパーセンター西口へ循環バスで移動し、ランチを楽しみました。その後フレスポよこてへ徒歩移動し、アミューズメント施設で遊んだり衣料品の買い物をしたりしました。帰りは自宅近くまで横手デマンド交通を利用しました。
横手市の中心部をまわる循環バスは初めて利用しました。今まで気にしていませんでしたが、循環バスのピンク色のバス停は横手市中心部にたくさんあって、近くに気になるお店も見つけたので、また利用してみたいと思いました。何よりどこから乗っても運賃が200円というのが魅力的だと思います!帰りは買い物した荷物があったので、横手デマンド交通で自宅まで移動することができるのは便利だと感じました。
今回、久しぶりに公共交通を利用して出かけましたが、調べ方や時間の組み方で、自家用車を使わなくても移動できることが分かり安心しました。家族や友だちにも、今日学んだことを教えてあげたいと思います!
■『地域の足』をいつまでも残すために 地域公共交通計画を策定しています
経営企画課
加藤結衣 主任
本計画は、地域の移動手段を確保するために、『地域にとって望ましい地域旅客サービスの姿』を明らかにして、将来にわたって持続可能な地域公共交通体系の構築に向けた市全体の方向性を示すものです。
計画の目標は、『日常の移動手段として公共交通が選ばれること』、および『多様な主体と持続可能な公共交通を創り上げること』としています。交通網の整備・見直しや情報の入手方法、地域ごとの実情に応じた取り組みなど、課題は多くありますが、計画の実行にあたり、すべての関係者が連携・協働し、一体となって総合的に取り組んでいます。
今回の特集では、公共交通の取り組みのほか、運転手の声や利用例を紹介しましたが、公共交通の活性化には、『利用いただくこと』が最も大切です。『地域の足』を守るため、市民の皆さんも地域公共交通の積極的なご利用をお願いします。
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