『伝統的な酒造り(こうじ菌を使った酒造り技術)』がユネスコ無形文化遺産への登録が見込まれているなど、さまざまな健康機能を持つ発酵食品に注目が集まっています。
当イベントでは、発酵文化が根付く横手盆地の地酒や発酵食品が横手駅前に大集結します。学んで、飲んで、買って、食べて楽しめる催しです。
■(横)手盆地×発酵
横手盆地は、秋田県の南部に位置し、奥羽山脈と出羽山地に挟まれた東西約15キロメートル、南北約60キロメートルの盆地です。広い平地には田んぼを潤す川が流れ、朝晩の寒暖差が大きい盆地特有の気候により、古くから米や大豆の栽培が盛んでした。
また、横手盆地の特徴の一つである長い冬は食べ物をおいしく保存する『発酵』の技術を育ててきました。発酵とは、こうじ菌や乳酸菌などの目に見えない微生物が成分を分解し、人間にとって有益な成分を作り出すことです。反対に有害な成分を作り出すことを腐敗といいます。発酵することで、新たな旨味が誕生し、保存性が高まります。
私たちが普段から食べているみそや醤油、納豆のほか、日本酒、パンやヨーグルト、いぶりがっこなども発酵によって作られた食品です。
横手盆地では、昔から豊富に収穫することができる米を使用した『米こうじによる発酵文化』などを中心に、豊かな食文化を育んできました。
■(発)酵特別講演「酒のルーツとこうじ」
12日(土)午後1時半~ in Ao-naスタジオ
講師:株式会社秋田今野商店 代表取締役社長 今野宏氏
内容:そもそもの酒の起源はどこにあるのか。世界にはビールやウイスキーなど麦芽を使った酒やブドウを発酵させたワインなどがあるが、なぜ日本だけがこうじを使った酒を編み出したのか。今、その謎に迫る。
■(発)酵ミュージアム[学んで楽しむ]
8日(火)~14日(月)、午前10時~午後4時 in Ao-naオープンスペース
盆地内の酒蔵の紹介や発酵文化に関するパネル展示を行います。13日には電子顕微鏡を使ってこうじ菌を観察できる『のぞいてみよう発酵の世界』を開催します。
■(日)本酒の試飲・販売[飲んで楽しむ]・(発)酵マルシェ[買って楽しむ]
12日(土)・13日(日)、午前10時~午後4時 in Y2ぷらざオープンスペース
・盆地内の酒蔵の日本酒をあれこれ飲み比べできます。気に入ったお酒はボトルで購入できますので、お好みの日本酒を探してみませんか?
・盆地内の発酵関連事業者による物産展です。日本酒に合うおつまみや横手産みそを使ったチーズケーキ、高校生発案のお菓子などをラインナップ。
■(発)酵グルメ屋台[食べて楽しむ]
12日(土)・13日(日)、午前10時~午後4時 in よこてイーストにぎわいひろば
盆地内の事業者が発酵グルメを屋台販売します。会場には飲食スペースがあり、購入した発酵グルメをその場で楽しむことができます。
また、横手やきそば暖簾(のれん)会がこのイベントに合わせて開発した『味噌(みそ)やきそば』も登場します。
※『味噌やきそば』は13日のみの限定販売
3会場を回ってスタンプを集めると豪華発酵食品が当たる抽選会もあるよ
イベントの最新情報は二次元コードからご確認ください
問合せ:横手盆地発酵交換会実行委員会事務局(食農推進課内)
【電話】35-2267【HP】1011411
<この記事についてアンケートにご協力ください。>