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■横手清陵学院高校 編
小松湊悟さん
第48回全国児童・生徒木工工作コンクールで農林水産大臣賞に輝き、今年6月に表彰を受けた小松湊悟(こまつそうご)さん。現在は横手清陵学院高校で工業技術の基礎や技能資格の習得に日々励んでいます。今回は、将来の夢に向かって突き進む小松さんにお話を聞きました。
普段から紙工作や木工作を行っているという小松さんは、中学3年生当時、自身の経験から作業がしやすく機能的で安全面に配慮した作業台『万能ワークベンチ』を制作。同コンクール中学校の部で最高賞となり農林水産大臣賞を受賞しました。「芸術性の高い作品が多い中、自分の実用的な作品が受賞できたことにびっくりしました」と本当に驚いた様子でした。
また、高校1年生となった今年、国家試験である3級技能検定に合格。高度な技術と知識を必要とするこの試験を高校1年生で突破するのは非常に難しく、同校では初の快挙です。「旋盤(せんばん)作業に要するタイムを何度も計り、技術を磨いて臨みました」と振り返ってくれました。
「幼い頃から機関車トーマスが大好きで、今でも模型作りを行い、完成品は弟たちにプレゼントしています」とうれしそうに教えてくれた小松さん。「将来の夢は蒸気機関車の整備や運転に携わることです。作ることを通して仕組みが分かると楽しい。『もっとこうなればいいのに』という発想が制作意欲となっています。高校生活で取得できる資格試験に挑戦し、夢を実現したいです」としっかりとした目標をお話ししてくれました。
・旋盤作業の実技試験では、限られた時間で加工を行い、課題の部品を再現します
・農林水産大臣賞を受賞した『万能ワークベンチ』。材料の形状に応じた作業や工具の収納が可能
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